長い山行も無事に帰宅した。
本当にすばらしい天気に恵まれ、最高の山行になったと思います。
憧れの槍ヶ岳。
こんないい天気の中で登れるとは・・・・ラッキーの何者でもないね。
だいたい、7年前の富士山から、殆ど、晴天には恵まれたことはなかったし。
登る当日、まだまだ元気満点。
久しぶりの靴を履き、リュックを背負う。
これがまたー、めちゃくちゃ重く、肩に食い込んでくる。
何より、それがつらい。
二日目、槍沢ロッジから5時間かけて、槍ヶ岳山荘に向かう。
こんなキャディさんの帽子を被ってたからすれ違う方々は、ちらっと見ていたけど
かなりの紫外線。
山は空気が綺麗なため紫外線が強いらしい。
格好は気にしていられない。
黙々と山を目指して歩き続ける。
登りはそんなに苦しくなかったなー。
でも、暑いのでそれがつらかった・・・・
そして、いよいよ山頂へ。
この山頂の恐ろしさ。
たまりませんったら・・・・
リュックを下ろして昼ごはんを食べて、
いざ、出陣。
下を見ないでひたすら登る。
高所恐怖症の私のくせに、山に登るなんて・・・・本当は無理がある。
ぶちゃいくだし、顔ひきつってるけど
やっとこさ、山頂にたどり着いた。
上から見た槍ヶ岳山荘。
私は怖くてあまり上でうろうろできず、写真も殆ど撮ってない。
くだりは、ひたすら無事に降りることを願って降りていった。
案外、
くだりは楽に降りれた。
そして、無事の登頂を祝って、乾杯。
最終日・・・・・・
これがこれが、最高の恐怖との戦いだった。
大きな荷物をしょっての、岩場のくだり。
めっちゃくっちゃ怖くて、怖くて・・・・泣いても誰も助けれないから
降りるしかないから・・・・ブツブツと文句を言いながら(心で・・・)
黙々と下る。
おおきな岩を下るときの恐怖。
靴がすべったら、一環の終わり。
必死必死。
ここで思ったけど、アルプスにいくときは靴はケチってはいけない。
やっぱり高い靴は滑り止めもしっかりしてる。
つくづく、いい靴をはかないとあかんな~と思った。
命をつなぐ靴だ。
そして・・・・雪渓をも通り、死に物狂いで、下ってきた。
朝の6時半に出発して、宿に着いたのが5時半。
11時間の苦闘であった。
やっとこさお風呂にもはいれて、ふわふわの布団で眠ることができた。
昨日は、筋肉痛だったけど、神戸まで帰り、ほっとすることができました。
マラソンは・・・・持久力をつけておけば、なんとか完走できるのですが
登山は技術が必要だなーと思った。
岩場を登ったりくだったりする技術。
重たい荷物をもっての登りくだりのくるしさ。
登山家はすごいなーと心底思う。
何度も私より大きな荷物をしょった人とすれ違った。すごすぎです。
私は今で限界かなー。
最初で最後の槍ヶ岳であった。