昼間は他の雑音があるせいか聞こえないのですが、夜はとても静かなので遠くても聞こえるのですよね。
今、住んでいる嫁ぎ先には近くに海がなくてとても寂しいです。
でも、高速道路が近くにあるので、夜になると懐かしく思います。
懐かしい音。
不思議なのですが、この音を聞くと落ち着くんです。
高速道路のライトが雪に反射してあたり一面ぼんやりとオレンジ色になった夜の故郷を思い出すのです。
次男が聴こえないと分かって辛くて辛くて仕方なかった時。
この音もこの子は聴こえない。
一生分からないんだ。
こんな小さな、他からしたらどうでもいいような、それこそ雑音のような音でも癒されていた自分がいたので、それをこの子は分からないんだと思うと悲しくて悲しくて。
さっき、また静かな夜の中で高速道路の音が聞こえてきて。
次男に分かるか聞いてみたけれど、虫の声に紛れてなんとなくしか分からなかったようです。
自分は生まれてからずっと音を聞いて生きてきたから自然とこれがなんの音か理解してきたけれど、聴覚障害のある次男は自然と…とはいかないようです。
雑音もいろんな音の集合で、それが本当はなんの音なのか。どれがどの音なのかはあまり分かっていないようです。
ひとつひとつ教えて行かなければね。
だいぶ自分で学習するようになったけれど、まだまだ気づいていない音があるのだなと思いました。
いつか次男にも、懐かしい音。癒される音に気がつければいいなと思いました。
その音が私と同じではなくても。
自分なりのものに気がつければなと思いました。