星野源演じる主人公がSEだと聞いて、普段NHKしか見ない夫(37歳SE)が「逃げ恥」を見始めました。

っても全11話の9話目からなので前半はわかりませんが、
外見やSEとしてのスペックはさておき、何かあるとすぐにググるところとかシミュレーション表作るところとか既視感あるなこのやろー(爆)。

そんで新垣結衣演じるみくりは気持ちじゃなくて損得勘定で入籍するのかよって怒ってしまうわけですが、順番はともかく実際問題損得勘定は大事よね。浮かせるところは浮かせないともったいない。
入籍によって今まで受け取っていた給与が支払われなくなってその金が貯蓄や住宅購入に回ることに対して「搾取」って概念が浮かぶのは、入籍すれば2人は生活共同体だという認識がないからではないですかね。
1週前のエピソードでも「主婦という仕事の対価は賃金では支払われない」とかいう台詞もあって、結婚してもそれぞれの収入は別会計である前提で考えているように思います。実際、友人でもそういう夫婦いますけどね。
でもそれって「経済的自立」とは別問題なんじゃないかと思います。

私は、思想信条においてはかなり個人主義者だと自認してますが、家計に関しては何の抵抗もなく「個人の収入は合わせて共有財産」という概念を受け入れています。
結婚前に同居生活期間が1年ありましたが、そのときはすべての支出を収入比率に応じて折半するというめんどくさいことをしてました(計算はすべて夫)。
でも、テーブルとかソファとか食器棚とか電気代とか食費とか、折半って考え方にも限界があるじゃないですか。だったら全部ひっくるめて2人のもの、っていうほうが合理的。何なら雑誌書籍、衣類も家計。だって結局金の出所は一緒だし。だから小遣いって概念すらありません。極論、お前のものは俺のもの的なw
まあ、結婚前の1年で、お互い特段浪費することはない人間だと確認した上での話ですがね。

うちは共働きですが、これが片方が専業主婦(夫)なら、世帯内での役割分担で済む話なんじゃないですかね。
だって本当に大人2人が不自由なく生活する分だけ稼いでこようと思ったら現実問題として家事はおろそかになって、別の誰かがやらないと成り立たないわけで。
「誰のおかげで飯が食えると思ってんだ」の解はどちらか1人でなく「2人」なんですよね。
もちろん、そういう意識が双方にあることが前提で。
それに万が一離婚になれば、結婚後に築いた共有財産の半分は配偶者に権利があるから大丈夫(何が?)。

だから、結婚することで家事労働に対する給与がなくなって無料奉仕になるんじゃなくて、2人で一つの生活を維持するようになるんですよ。
って誰か言ってやってw