クッキーが皮下点滴を始めたのは BUNが70 クレアチニンが1.5ぐらいになった頃でした。


2012年1月から自宅点滴が始まりました。



慢性腎不全のcookieとsachiの日々

体重が2キロのヨーキー。


一日一回 ソルラクトを40cc皮下に点滴します。


液は筒に移して、湯船で温めておきます。


冷たい液が入ると嫌がったり、身体が冷えたりするので適度に温めます。


電子レンジでする方もいるようですが、成分に影響があるような記事もみたので


湯船がいいと思います。



針は21Gで結構太く、最初はその太さにビビりました。


もっと細いサイズにして貰えないか相談したことがありますが、時間がかかる


からダメと言われてしぶしぶこれで頑張りました。



慣れない頃はこっちも手が震えたりするし、打たれる方も慣れない飼い主に


されるのはかなり怖いらしく、やたら痛がったりします。。。


先生だと大人しいのに~。。。



先生は根気よく点滴の練習に付き合って下さって、結局一か月ほど通いました。


家では自分の親指に勢い余って刺してしまったり、補ていしてくれる主人が


怖がってすぐに手を話すので大喧嘩になったりと最初の一か月は大変でしたあせる



その後も、時々スランプがやってきて失敗したり、上手くいったり。


でも、ずっとやってるとホントに慣れてくるので心配ありませんよ~。


今ではちょちょいのちょいですチョキ


そのうちコツがつかめて旅行先でもどこでもできるようになりました。


病院ですると通う費用や労力はさることながら、ワンコのストレスにも


なるのでここは頑張りましたチョキ



ちなみに うちの場合の費用と労力の差を書いておきますね。


☆ 病院で皮下点滴をした場合 一回あたり1260円


☆ 自宅で皮下点滴をする場合 一回あたり 170円


そして、、、家ですると 数分で終わります。


ね、やっぱり家でやるしかないでしょうニコニコ




皮下点滴の場所はいろんなところで試しました。


基本的に補ていなしで一人でできるようになることが目標


まず、「逃げられないように高い場所」


・・・針を持ちながら 逃げようとする犬を抑えるのは至難の業。


   犬も必死で抵抗します。


   落ちた時の怪我などもあるので危険です。



そこで、やはり逃げやすいかもしれないけれど床で行うことを選びました。


そして、病院の診察室の広さに似た空間=洗面所で扉を閉めてやって


みると 覚悟ができるのかとっても大人しくできるようになりました。


注射の場所を認識させておきたかったので 毎回 下の写真に写っている


茶色のベットに座らせてやっています。


そうすると、旅行先でもこれさえあれば普段の場所がつくってやれるので


とてもやりやすいですよ。



ただ、洗面所は冬場 寒くて震えて可愛そうだったので 


今年は室内で部屋の端の方でやっています。


液を湯船で温めている間に 布団乾燥器の温風をベットにかけて温めてやり


すこしでもストレスを和らげて 点滴が嫌なものでないように工夫しています。




慢性腎不全のcookieとsachiの日々

消毒をしてプスッと針をさします。


慢性腎不全のcookieとsachiの日々

上の方にすると 腕の方に液が落ちて
痛がるので割と下の方にしています。

点滴のエリアはバリカンで毛を短くカットすると
やり易くなりますよ。



慢性腎不全のcookieとsachiの日々

点滴液がプクッとこぶのようになっているのは
水分が足りてて状態がいい証拠だそうです。


点滴後はすこし吸収が良くなるように
やさーしくマッサージします



慢性腎不全のcookieとsachiの日々

「ぼく今日もがんばったよ~」




カリウムの数値が6.2になってしまったので 今は 「ソルラクト」から「カリウム」の


全く入っていない「生理食塩水」に変更になりました。


ソルラクトの時は 嫌がらなかったのに 液が変って数日はすごくまた嫌がりだし


焦りましたが、どうもソルラクトより冷たく感じるような気がして 長めに湯船する


ようにしたら嫌がらなくなりました。


先生に相談したら 痒がったり、やはり抵抗するようになることがあるそうです。


何か違いを感じるんでしょうね。


でも、数日でそれも治まりました。


言葉はわからなくても、飼い主さんが自分の為にやってくれているとわかって


ちゃんと慣れてくれます。


何のためにやってるのかを説明してあげるといいですよ。


私の場合は 説明した翌日からちゃんと受けてくれるようになったので。



・体調と水分の摂り方について


状態によって段階的に変えていく


☆ 1段階・・・ 皮下点滴一日一回40CCのみ

          食事がとれている間は食事から水分を摂れる

          ので1回で十分


☆ 2段階・・・ 食事から水分があまり摂れなくなり、

          皮下点滴の水分の吸収力が落ちていない場合は

          皮下点滴を一日1回から 2回に増やす (朝・晩)



水分の吸収力は 皮下点滴をして何時間ぐらいで吸収しているかを

みる。 皮膚の下の方で タプタプの袋にたまった水のようになってたら

吸収されていない状態。 3~4時間ぐらいで吸収されていれば良好。



皮下点滴の量は勝手な判断で増やしたり、減らしたりしないこと。

吸収力が落ちているのに増やすと 肺に水がたまったり、心臓に負担を

かけてしまったりする。



☆ 3段階・・・ 水分の吸収力が悪くなっている場合は 皮下点滴が

          身体の負担になってしまうので 静脈点滴が有効。

          ぐったりしているような時は 数日間静脈点滴をして

          あげると回復することもある。