ママの気持ちが楽になる♪安心して話せる生後１ヶ月からのベビーマッサージ教室Coo
乳幼児子育てインストラクターの
かもとうななこです
不妊治療3年目に入り、人工授精をスタートしました。
ここで問題となってきたのは、仕事との両立です。
人工授精は、卵を育てるまではタイミング法と同じですが
排卵の合図を出すための注射を人工授精前日に打つために内診をして、タイミングを見定めます。
計算上「この日」と思った日にサイズを測っても
あと１、２日欲しいという場合は２、３日連続で通院し内診する必要がありました。
いざ人工授精となると、早朝7時台に精子を受付に届け、8時半から精子を受付けた順番に人工授精。当日も仕事なので、なるべく早く届けたいけれど、病院はすぐに行ける場所ではないし
一度届けて帰宅し、再び行くのも通勤時間の道路を行き来するだけストレスでした。
私は7時半頃に届けて順番を聞き、それまで近くのコンビニで待機していました。
人工授精を終えると、そのまま仕事に直行。だいたい1時間半から2時間ほど遅刻して出勤していました。それでも嫌な顔一つせずに協力してくれた同僚には感謝しかありません。
仕事もフレックスではないし、自分が責任持ってやる必要がある仕事もたくさんあります。
人工授精の前日や前々日は18時台の診察を受け、終わって職場に戻って翌日朝の仕事の調整。
21時近くに帰宅してそれから夕食の支度をしました。
人工授精は当時まだ保険診療外だったので、タイミング法に比べると出費も増えました。
期待度は高まりましたが、何度トライしても授かることはありませんでした。
この頃には、テレビや街中で子どもを見ることがつらくなり、子どもの成長を載せた友人や知人のSNSはシャットアウトし、友人たちの集まりにも参加しなくなりました。
誰も悪くない。
だからこそ、自分を責めるしかなかった。
何よりも、子どもが大好きなはずの自分が、他人の妊娠出産に怒りや悲しみを覚えたり、
妊婦さんや子どもを見て辛くなることが嫌で仕方なかった。
自分のことがどんどん嫌いになりました。
考えることがないとそのことばかり考えてしまうので、仕事や家事をしている時間が救いでした。
仕事中、一人で運転していると涙が出てしまうので、職場や訪問先につく前に涙を止めて、笑顔を作り直して仕事を続けました。
家で普通にしているつもりでも、時々糸が切れたように感情が溢れて、夫の前で何度も号泣しました。
そんなに辛いならやめればいい
やめなくても休めばいい
そう思うかもしれません。
でも、それができなかった。
それまでの努力が無駄になると思ったし、年齢が上がるほど妊娠率は下がっていく。
夫は「仕事との両立がたいへんだから仕事をセーブしたらどうか」と提案してくれました。
でも、治療にはお金がかかるし、それを捻出しなければならない。
何よりも、フルタイムで働いている人が不妊治療ができないという例を自分が作りたくなかった。
それじゃ日本終わってると思いました。
また、妊娠が失敗続きだったので、仕事で社会の役に立っている、認められているという実感がなければ自分を保っていられませんでした。
仕事は絶対にセーブしない。これだけは意地になっていました。
治療開始から４年が経過した頃
「今回でラストにして、ダメだったら1年休むことにする」と夫に宣言しました。
心身ともにヘトヘトでした。
そのラストチャンスで授かったのが、先日5歳になったばかりの、可愛い長女です。
本当に、嬉しかったなぁ…
＞＞＞つづく
以下、お知らせです
不妊治療ママ・妊婦さん限定ベビマ教室
日時
6月26日(水)10:00〜11:30、7月24日(水)10:00〜11:30
場所浜松市浜名区の講師自宅
料金3000円(オイル代込み)
※妊婦さんは500円です
対象不妊治療または不妊の経験をしたことがある妊婦さん、ママと生後１ヶ月〜よちよち歩きの赤ちゃん
不妊治療ママ限定教室への想い
私は不妊治療を経て２児を出産しましたが
長女を授かるまでの治療中は、街で妊婦さんや子連れのママを見ることが辛くてたまりませんでした。
長女の妊娠中や出産後は、同じ立場であるはずの妊婦さんやママへの苦手意識が抜けず
産後もママ達の集まりに参加することが怖くてできませんでした。
それでも子供のためにと思って参加した集まりでは
何かしら勝手に傷ついて帰ってきた覚えがあります。
不妊治療を経験したからといって、私のように苦手意識を持ってしまう方ばかりではないと思います。
ただ、もしも同じように感じている方がいたり
治療の辛さや頑張りを安心して話せる場所があったらいいなと思っている方がいたら
ぜひ教室に足を運んでいただきたいと思い
不妊治療を経験した妊婦さんとママ限定の教室を開きます。
ご参加いただけるママ達を募集中です
通常のベビマ教室も開催しています
下記リンクよりご確認ください
