会える人にあって、久しぶりにミスドでコーヒー飲んで。
理科年表(※2015)を開く。
1分で閉じる。
ミスドで理科年表読んでる人、他には居なかったな。
こんな楽しいものを。
さて、
人間似たり寄ったりで、脳みその大きさもほとんど差がないし、時間も等しく24時間しかない。
とりわけ自分はというと、すぐ眠たくなるし、集中力はすぐキレる、いや切れるし、特に短期記憶は非常に弱い。
更にいうと方向音痴で、体は強い方ではなく、根性がない。
決めたことが続かない、止めたいこともやめられない。
意志が弱い上に、臆病で人見知りで、新しい物事が怖い。
さて、このポンコツをどうやって前に進めていくか、ということが僕の人生の大半の課題だったわけで。
これまでやってきたことを集約すると、結局3つだなと気づいた。
①こんな自分でも前に進む(もしくは後ろに進まない)「仕組みを作る」。
②こんな自分でも進みたくなるように(もしくはやりたくない無いように)「マインドセットを作る」。
③こんな自分だから「他の人(物)にやってもらう」。
こうしてまとめて観ると、日本全国総ポンコツ時代(??)にあって、意外と汎用性があるのではないかと気づく。
まず①、仕組みで解決。のこと。
例えば、小さい時にファミコンばっかやってしまって、わかちゃいるけど止められ無い。
何度意志を固めても、次の日には誘惑に負けて信長の野望を延々とやってしまう。
「なんて意志が弱いんだ俺のバカバカバカ」とか言っても1mmも解決しない。
ので、意志を固めたその熱いうちにファミコンを隠し(僕は忘れっぽかったので、大体次の日には忘れてしまうという特性を利用した)。
それだけでは危ういので、「電源アダプタを母親に上程」し、カセットを鍵付きの書庫に入れ、鍵は脚立を使って高い戸棚の奥に入れた。
これで、ファミコンをするためには、3つのミッションをクリアしなければならないことになる。
ファミコンを探し出し、
母親に稟議を通し、
さらに鍵をめんどクセーことをして取らなければならない。
これは効果があった。
別ベクトルの課題を3つクリアすることのハードルの高さ。
これは止めるための極端な方法だが、こんなことやってたわ。
逆にやるべきことは、必ずやることになるような仕組みを作ってしまう。
ということ。
②、どうやって前に進みたくなるか、のこと。
受験勉強がイヤだったのである。
ただでさえ覚えられないのに、時間に追われるなんて、一世一代の大勝負なんて。
ということで、いいことばっかり考えた。大学見に行って、合格したらどんな感じだろうか。どんな世界だろうか。
ああ、素敵だ、楽しみだ、よしじゃあ、今やろう。少しでいいから。
それでも果てが遠いから「でもなぁ〜」ってなる。
塗りつぶし表を作って、ここまでやったらマスを塗りつぶす、塗りつぶした場所が増えていく快感。時々眺めて、ああ俺ってば良くやってんじゃん。すごくね?
(あ、いや、結局これ仕組みとセットだな。)
この後は、やるべきことを「快」と捉えるようにパブロフのイヌ化するまで、繰り返す。
「梅干しを見たら、唾液が出る」
「ご飯食べたら、歯を磨かなきゃ落ち着かない」
「食後はいつもコーヒー飲みたくなる」
「会議が終わると、タバコを吸いたくなる」(僕はタバコしないけど)
これと同じ。習慣化。
不健全では無い「快」の中毒症状。
「この時間になると、勉強したくなる」
これを作る。
できれば、勝ち。
③、できないことはやらない、何かにやってもらおう(その分他のこと任せてよ)。のこと。
社会人になってから、色々忙しくなり、共働きのこともあって、仕事と家庭の両立がむちゃくちゃ大変だった。
「この日休んでって言ったじゃん!」「えー夜ご飯食べてくるなら前もって言っといてよ!」
物覚えが悪いもんだから、ほんとこんなこと日常茶飯事。
この短期記憶は僕のスペックでは搭載していない機能なので、スマホでスケジュール管理。
妻と同じスケジュールをリアルタイムで共有して、僕の仕事は赤、妻の仕事は青、家庭の予定は緑。晩御飯食べて変える予定は紫。
こういうことは妻がしっかりしてるので、僕は予定を投げ込むだけ、そして入っている家庭の予定を見て勤務を組むだけ。
万が一違っていたら「◯月◯日ってさー」とアラームが発動してくれる。
僕にはない優秀な記憶メモリを積んでいる妻にスケジュール管理を完全委託。
仕組みに落とし込めるものは、仕組みに。
そして人に頼めるものは人に。
その分僕は僕の得意な部分を(あるのか?)。
ポンコツはポンコツなりに、良いのさ。
コンピューターと比べたら人間は全員ポンコツなので、あんま1人で無理しなさんな、と。
今こそ、日本全国、いや全世界総ポンコツ時代です。
そう思うと、あの誰かや、この誰かも、
「ああ、この人はこの部分ポンコツなんや!おもろい!」
と、可愛く見えますよね。