映画「アウトレイジ」観ました(一部ネタバレ含む注意) | 徒然なるままに

映画「アウトレイジ」観ました(一部ネタバレ含む注意)

チネチッタで、映画「アウトレイジ」を観てきました。
かなりの大きさのシアターに、かなりの観客の入り。
でも満員というほどでもない。

映画が終わった後の観客のリアクションが楽しい。
無言だったり、
いかにも嫌そうな顔をしていたり、
暗い顔をしていたり。
楽しそうな人が私以外一人もいなかった気がするのがさらに楽しい(苦笑)
日本人には、こうしたフランス映画的リアリズム(ハッピーエンドではない)って結構嫌いな人が多いよね。(特に川崎近郊の観客はそういう人が多いようだ)
しかし私はこうした作風が大好きなのだ。
好きな人と嫌いな人がはっきり分かれる作風。
生々しくえげつない、現実風刺に溢れる悪人が大好きだ。
暴力シーンばかりではなく、適度にブラックジョークが散りばめられていて、そうしたところもとても楽しい。(笑った人は私を含めて数人くらいしかいなかったようだけれど)

大衆受けを狙った安易な感動作というものはどうも私には微妙に感じてしまって、なかなか楽しめないのだ。
純文学を好んで読んでいる人は、こういう作風がツボの人も結構いると思う。

でも、キタノ映画のヤクザ物は鉄板ということもあって、
やはりちょっとベタな部分がいくつかあって、
登場人物の悪人ぶりだとか、一番の見どころである殺されるシーンだとかはとても楽しいのだけれど、
「あ、ここはこうなるだろうな」と思ったところは「やっぱり!」と思ったり。
一番面白い見せ所はそのパターンしかない、というのが分かっているから、そうなるのは分かるんだけど、もうちょっと「驚き」の要素があるともっと嬉しいかな、と思ったり。

他の映画作品と比較するのはアレかもしれないけれど、
映画「告白」のあのはっちゃけ具合と較べると、「アウトレイジ」は「BROTHER」などで既視感があるぶんだけ、印象としてはちょっと弱いかな、と思ってしまった。

以下、5段階評価。

■アウトレイジ(2010年日本)
ジャンル:邦画/ヤクザ物/サスペンス/アクション/リアリズム
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★★
意外性:★★★
癒し:★★★★
音楽:★★★★★
総合:★★★★