何事も、まずは散歩から | 徒然なるままに

何事も、まずは散歩から

日曜早朝の川崎駅前の吉野家は、
どこか、昔ながらの「まちの定食屋さん」のイメージを感じて、
なにか懐かしいものを感じる。

川崎という街は、
チネチッタやラゾーナ川崎など、おしゃれな施設がある一方で、
大きな工場があり、競馬場や競輪場やパチンコ屋があり、
工場労働者や派遣労働者の一大メッカでもある。
チネチッタにはおしゃれな格好をしたカップルや家族連れがいて、
駅前では工場へ向かうバスを待つために多くの労働者たちが列をなしている。
朝には、川崎駅へ向かうサラリーマンたちが波のように押し寄せる一方で、
駅前にある開店前のパチンコ店には多くの老人や若者達が列をなしている。

川崎という街は、良くも悪くも、
いまの日本の世相を反映する多くのもので満ちている気がする。

関東有数のソープランド街があったり、朝っぱらから手をつないで駅前のラブホテルに入っていくカップルがいたり、
駅近くの職安には朝から多くの人が並んでいたり、
24時間営業のマクドナルドやマンガ喫茶、DVD鑑賞店で一夜を過ごしたりと、
川崎の人々を見ていると、
言葉は悪いけれど、まるで一種の人間動物園のようにすら思えてくる。

それでいて、駅から少し離れると、昔ながらの住宅地があり、
昔から川崎に住んでいる人たちが田舎染みた近所付き合いをしていたりする。

川崎の街は、どこか不思議なカオスに満ち、それでいてなにか私を惹きつける、
不思議な魅力に満ちている気がする。