ダンスカンパニーMi-Mi-Bi、昨年の豊岡公演のクリエイションから密着が入り、11月19日にTBSの「解放区」で放送されました。ただ、関西地方は遅れての放送です。2週間限定でTVerで配信されておりますので、よろしければご覧ください。


TBS「ドキュメンタリー「解放区」」
【解説放送版】旅する身体~ダンスカンパニー Mi-Mi-Bi~」

 

「なまじ、ここまで生きて来たんじゃない 私もそのチャンスを掴みたい」


神戸市 新長田。震災復興と地域活性化のシンボル・鉄人28号のモニュメントが見守る街。そこは文化的背景の異なる在日の外国人が共生しており、特別な寛容性を持つ地域である。駅から続くアーケード街の一角に席数120の小劇場がある。運営するのはアーティストと共に自由な身体表現を生み出し続けているNPO法人DANCEBOX。
2022年、DANCEBOXから新たなダンスカンパニーが誕生した。聴覚、視覚、身体(からだ)に特徴を持つ個性豊かな7人のメンバーで構成される、ダンスカンパニー『Mi-Mi-Bi(みみび)』。Mi-Mi-Biは豊岡演劇祭の初公演でデビューを飾る。

義足の人、見えない人、聞こえない人、車椅子の夫婦、ダンスの得意な人、身体的特徴も個性もバラバラの彼らが選んだ公演のテーマは『身体を巡る旅』。
「いろんな身体感覚っていうものをお客さんに旅してもらいたい」

 

 

 

 

今年で3年目となります
「みんなでつくるダンス公演」いよいよ次の日曜日に本番となります。
9月から市民参加ダンサー、追手門学院大学地域創造学部草山太郎先生のゼミ生さん、合わせて39名での大所帯でワークショップ&クリエイションを重ねてきました。

今年は大きなテーマを作らず各シーンにフレームのようなものを提示して、
そこから立ち上がってくるものを形にしました。
その後、演出や細かい振付を詰めていく作業でしたので
最初は不安な想いをさせてしまったと思います。
でも、時間を重ねていく中で、人と人との壁が揺らぎながら、
どんどん身体で構築する皆さんのパワーに私が驚かされています。
稽古中から、心が震えるような瞬間があり
こんな身体やダンスに出会える場が本当に愛おしくてなりません。

そして生演奏のかんのとしこさん。
私のどんなリクエストにも答えていただき、感謝です!

さあ、日曜日、みんなが舞台上でより鮮やかに輝きますように。
今年は、私も一緒に作品の中で踊っております。

そして、今回、鑑賞サポートをご用意しております。
(茨木市文化振興財団および学生の皆さんの勉強とご指導の賜物です)

詳細はwebをご覧ください。
https://www.ibabun.jp/event/20231203/

いよいよ来週、公演となります。



私が所属するミックスエイブルなダンスカンパニーMi-Mi-Biの公演
『未だ見たことのない美しさ 神戸ver.』
豊岡公演から1年が経過。今回は本拠地、神戸・新長田のArt Theater dB KOBEでの上演となります。
一応、再演となります。
当たり前なんですけど、再演、全然楽じゃなくて。
場所が変われば何もかもが変わり。
同じシーンをやれども、見え方が違う。

演出としては、
私はこの作品で何が見せたいの?
このシーンで何が見せたいの?
抽象的な言葉でなく、概念でなく、
この人たちと共にどんな世界が見せたいのか、毎日闘っている感じです。もちろんひとりの力ではなく、いろいろ人の目やアイデアや力を借りながら。

いちダンサーとしては
踊るためにここに存在するにはどうすればいいのか、に向き合う。

「障害のある人ない人」という括りがあるプロジェクトを、最近は目にすることが増えました。本来この括りは必要なんだろうか、何を意味するんだろうか、そう考えたりすることも多くなりました。
それでもこの括りが今存在する理由は、「どんな人でもここにいていい」という場を創ることと、今までじっと見てこなかったものから、新しい価値(これは美しさでもある)を発見することなんじゃないかと思っています。

話がずれました。

そんな中でも「ミックスエイブル」と名乗るMiMiBi(未見美)は「未だ見たことのない美しさ」の略。
この「美しさ」を問うていきます。

ぜひぜひ、ご来場お待ちしております。



X(旧:twitter)で、#MiMiBi創作ノート を書いております。
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