会社でたまーに回ってくる発表の日でした。

上司のひとこと。

「マニアックなコメントだな」

今回はいろいろと調べて考えたので確かにマニアック。

せっかくなので記録に残してみる。



このまま円安が進むのか、円高に戻るのか。


先週は日本の7月~9月のGDPが発表され、

市場予想を上回る0.9%成長。

が、マーケットは反応せず。

10月~12月はエコカー補助金やらたばこの駆け込み需要が

はげ落ちるのがわかっているから当然と言えば当然。

金融政策の緩和余地もなく、日本の状況はあまり関係なさそう。



一方でアメリカ。

先週、住宅の新規着工件数が予想を下回る51万件の発表で、

円高に振れる瞬間もあったものの。

フィラデルフィア連銀の景況感指数が予想よりもはるかに

よかったために再び円安方向へ。


今週末、ブラックフライデーを迎えるにあたっての

米国小売業協会の予想では週末の買い物客は

400万人増、11月12月の売り上げは2.3%増。

ひょっとして消費主体で景気回復?


と見えそうだけど。

米国GDPはここ5四半期連続で在庫が増加中。

大手小売りはクリスマス商戦を前倒しで開始。

製造業の景況感がよくても、実際の消費が好調というより、

消費の先食いと在庫の増加の影響ではないか?


とすると、来週、最初の週末の動向が出てきたところで

「予想ほど売れない」→「値引き合戦」で

在庫調整に入っていくのでは?円高では?


正直、アメリカの店頭を見たわけではないので

実態がどうかはよくわからないけれど。

消費者信用の残高を見てもまだ高水準なので、

個人消費が強く伸びるということは考えづらいのではないかと

いうのが根底にあるのでした。



まあ、結局はあたるか、あたらないか。それだけなんですが。

考えて、納得して、方向を決めることが失敗したときに

後悔せず、反省するためには必要なんだと思います。