どこに、どれだけの兵力を投入して戦うか、
完全に相手を叩きのめすのか、
有利な講和を目指すレベルに戦うのか、
援軍が来るまでひたすら粘るのか・・・などが戦略。
戦いの中で、どううまく兵力を使い相手に勝つかを
考えるのが戦術。
敵が強ければ、それ以上の兵力を用意して戦いに
望むのが王道で、小を以て大を制すのことは難しい。
もっともよい方法は強い相手とはなるべく戦わないこと。
逃げればよいといっているわけではない。
誰彼かまわず喧嘩を売るのではなく、
本当に必要な時だけ戦うように戦略を立てる必要がある
ということ。
大軍を動かすことはそれだけでも難しい。
命令の伝達経路は複雑になるし、
どうしても無駄な動きは増えてしまう。
結果、「働いていない」部隊が出やすい。
なので、できるなら相手の戦力を分散させて、
分散して少なくなった敵を各個撃破するなんてことの
実現方法を考えることが望ましい。
もちろん大軍を率いざるを得ない時には
その戦い方を考えるのだけれど、
まずはそうしなくても済むように
考えたほうがよいってこと。
今、システム開発の仕事をしても同じことが言える。
大規模プロジェクトを成功させるのは難しい。
難しいことを実現するのはすごいことだけど、
難しくならないように考えるのが上策。