休み明け、また為替介入があるのだろうか。
円高が進みすぎだといって介入をしたとしても。
介入後、買ったドルが含み損を抱えてしまい、
国家の財政が悪化して意味があるか?
それなら最初から輸出企業に補助金を出せばいい。
ヘッジファンドなどに利益が出る分、
介入のほうが無駄が大きい。
まあ、そもそもしなけりゃいいという話もあるけれど。
なぜ円高が進むか?
それはアメリカやヨーロッパよりも日本が「まし」だと
思われているから。
事実たぶん「まし」なんだと思う。
失われた20年を「先に」経験してきているという点で。
国内産業の空洞化を騒ぎ立てているけれど、
途上国が発展途上にあって、先進国よりも貧しい限り、
先進国の産業は空洞化するに決まっているし、
賃金は途上国の賃金に収斂してしまう。
日本が発展する過程でアメリカの自動車産業を
潰してしまっているのだから、
同じことが起こることは受け入れざるを得ないと思う。
いっそのこと。為替介入で、
ドルだけではなく新興国の通貨を保有したらどうか?
産業が空洞化して仕事がなくても、
しばらくは新興国から物を買い続けられるように。
相手国の通貨を持って純債権国になれば、
債務国になるまでは輸入し続けられるのだから。