明日から帰省するので今年最後のエントリー。
1年を振り返ってみます。
ちょうど去年の今頃、長期休暇の最中に電話を受け、
しばらくニューヨークに行ってくれと言われる。
約3週間で現地のプロジェクトの状況を調査、
その後の方向性を出して帰国。
帰国して出社初日。
今のプロジェクトの立上げ検討への参加を伝えられる。
ロンドンで欧米の企業がやっている先進技術を
人を引き抜いてきて導入。
それを東京に持ち込むというプロジェクト。
4月までで予算と開発期間の計画を作成、
7月までで開発内容を確定、
9月まで開発し、10月からテストを開始。今に至る。
東京で実際に「使う」人たちは、
「ロンドンで動いているものを持ってきて欲しい」が
ニーズとなってしまっていて、
「自分たちのビジネスがどうあるべきか」という視点が
殆どなくなってしまっている状態での開始。
「今、どうなっているか教えてください」
「本来どうあるべきか決めてください」
この溝が埋まらない。
結果として、東京のプロジェクトには
「こういうことを実現するんだ!」という夢が感じられない。
やろうとしていることはとても先進的にも関わらず、
受身の姿勢が前に出ている。
もっともつらいのは。これがゆえに開発メンバーに
「画期的なことをやっているんだ!」という
ポジティブな気持ちをモチベーションに
させられずにきたこと。何か暗い。
自分自身の反省。
やはり人を育てるのが下手だ。
相手の問題もあるのかもしれないけれど、
組織として、そこにいる人を活かしていくしかない。
いる人をどれだけ嘆いても、代わりなんていないのだから。
我慢が足りないんだろうな。
自分の中で、先に先に考えて出している結論を、
結論だけで伝えてしまっている。
そしてその結論がそのまま「信仰」されている。
「どうでしょうか?」
そんな質問は正直されたくない。
「これでいいですか?」と「Yes」 or 「No」で回答できる
案を提示するようになってもらわないと。
来年はこのプロジェクトが完了する。
品質、コスト、期限はなんとか守れそう。
計画自体が無茶だったことを考えれば
それだけで及第点だと自分では思う。
そして次。
何をするかはわからないけれど、
ここに大変そうな仕事がたくさんあることはわかっている。
やって欲しいなあと思われているっぽいことも。
でも自分のキャリアを考えるのであれば
もうそろそろ全く違う仕事をしたいと思うし、
「もうここを出たい」と公言してもいる。
「出たい」と言っている人の下で働かせているのも
申し訳ない気もするけど、いたいと言ってしまうと
永久にここにいそうな気もする。
そもそも自分はどうなりたいんだろう?
何を目指しているんだろう?
そのゴールに対して次は何をすべきなんだろう?
仕事と家庭と。
そんなことも含めてどうなりたいかを考えた上で、
初めて次に何をしたいかなんだろうな。
年末年始。
4日間ゆっくりとしながら何か考えられたらいいなあ。