システム統合と障害報道 という記事で
出てきた単語です。
もともとはニコラス・G・カー氏の
「IT doesn't matter」からで、
ITは一般的なものになり、
競争力を生み出すものではなくなったと
いう意味をこめた言葉でした。
ところがここで出てきたのは。
「ITに振り回され、
ITが問題の原因になってしまっている」と。
うちの会社では間接部門の社員を
3分の1減らし、営業等の人を厚くするそうです。
「営業を増やす」といっても、
人口が減少し、縮小傾向の日本経済で
大きな効果が期待できるとも思えず。
だったら、IT投資なんてやめて、
事務合理化なんてやめて、
手作業回帰があってもいいんじゃないかと
思ってしまったりします。
「簡単な仕事を機械化」してしまったため、
入社直後の若い社員をが鍛えられるような
機会がなくなっているのも事実ですし。
企業の競争力の源泉は人。
であれば「敢えてIT化しない」という選択肢が
あっても良いような気がするのでした。