というか、まだこれからかなあ。
アメリカがシティに巨額の保証をしたけれど。
正直言って根本解決には程遠い。
日本がバブル崩壊の痛手から回復する過程では、
金融機関への資本注入だけではなくて、
いわゆる「過剰債務企業」の破綻もかなりあった。
アメリカでも、同じように根本的な問題が
解決しない限りは上昇なんてとてもとても。
やはりビッグ3でしょうかね。
「金融危機に端を発した需要低迷」だから、
「繋ぎ資金を融資してほしい」と言っているらしいですが。
バブルの資産効果で膨らんだ前倒しの消費を「普通」と
考えているようでは、これからとても厳しくなるでしょうし、
「つなぎ」は延命措置だけになってしまいます。
アメリカは金融機関に資本を注入し、
景気刺激策を行おうとしていますが。
財源はどうなるんでしょう。
国債を増発するしかないのですが、
この状況下で誰がアメリカ国債を買うのか。
需給のバランスが崩れると、
あっという間にとんでもない円高ドル安になる。
1ドルが100円から50円になれば、
事実上債務は半減したようなものだし、
その方向に向かう可能性もありそう。
日本も中国も他人事じゃすまない。
外貨準備の価値は激減するし、
アメリカの需要を当て込んで投資した設備は
「過剰設備」となってしまうし。
やはり縮小均衡になっていくのか。
だとすればデフレは避けられない。
借金を返していくのが正解か。