仕事柄、「個人の能力に依存しないように」って
考えることが多いです。
だけどそれは個人の力を否定するわけじゃなく。
個性や突出した能力から得られる素晴らしい
ものがたくさんあることは理解しているつもり。
ただ企業の永続性のためには自然人・個人に
依存してはいけないというだけの話。
短期的に見れば、あるいは小規模であれば
個人の力に依存したほうがよっぽどいい結果に
つながる。近所の商店街がそれを示して
くれている。
土曜日。
谷中銀座の「尽誠食品」という八百屋から
向かいの豆腐屋、コシヅカハムという肉屋、
その向かいの製麺所で買い物して帰宅。
今回は八百屋に驚いかされた。
とうもろこし(美味しかった!)が1本100円。
向かいのスーパーが138円、
サミットが150円なのになぜそれができる?
儲け度外視というのもあるかもしれないけど、
やはり「目利き」じゃないかと思う。
旬のもの、その日安かったもの、
美味しいものを見つけて仕入れてくる。
特売品を事前に決めて広告を印刷している
スーパーには到底太刀打ちできない商売。
均質なものを安価に提供できるのは大組織。
でもそれは「絶対的によいものを提供できる」
ということではないし、大きな組織はそれを
目指すべきではないことなんだろうと思う。