城山三郎の歴史小説です。
日中戦争、太平洋戦争を阻止しようと奮闘したにもかかわらず、
A級戦犯として死刑になった広田弘毅の生涯を描いています。
ちょうど中学2年の時に夏休みの読書感想文の宿題になりました。
中学生らしく、あとがきだけ読んで宿題は終わらせました。
それがずっと引っかかっていました。
で、読んでみました。1日で読み終わりました。(-"-;A
だったら読書感想文くらい2日で書けるやん。
と、今なら思える。けど、当時は読めなったのです。
その中で心に残った言葉がありました。
言い訳はしたくない。自分を守ろうとする気持ちが働くし、
そうすると必ずほかの誰かを貶めることになるから。
100年も前じゃない話。
祖父母の生きていた時代の話。
歴史と呼ぶには近いだけに、かえって新鮮な話でした。