先週、高校時代の友人と温泉旅行中、


「結婚して何が変わった?」と聞かれました。




思いつかない。せいぜい親戚が増えたくらいじゃないだろうか?



それはともかくとして。


一緒にいった友人たちは自分よりも背は高く、


ルックスという面では自分は絶対に敵わないと断言できる。


だけど、なかなか結婚という方向には進まないらしい。



なぜだろう?




そこで出た言葉。



「みんな良く見えて、決め手がない」



そういえば、NYにいたときに先輩の一人も同じようなことを


言っていた。


「もし結婚して、そのあともっといい女に出会ったら悔しい。


そう思うとなかなか結婚しようという気にならない」




自分の両親、あるいは祖父母の世代にさかのぼると。


結婚に選択肢なんて殆どない時代だったりした。


同じ集落で年が近いからというだけでも不思議じゃない。


それで不幸だったかというとそうでもなさそうだ。




結婚はやはり「スタートライン」なんだろう。


決して「ゴールイン」ではない。



学生時代の友人にしても、


社会人になってからの同僚にしても。


仲がいいのは「同じ時間を過ごして苦楽を共にした」人で


あることが多い。


夫婦にも同じような部分があるのだろう。


そこから先の人生、子供を育てたり、


自分たちより先にこの世を離れる人を共に見送ったり。



楽しいこと、つらいことを一緒に過ごし経験する。


最初はどんな形であったとしても、


次第にかけがえのない存在になるんじゃないだろうか?




だから思う。


選択肢が増えて決められなくなるくらいなら


「子供を授かったら結婚する」でもいいんじゃないか?


少なくともそのとき好きな人との間なのだから、


そこからスタートで良いのではないだろうか?