ひさびさのブログです。


3月31日に家を出てから約10日間、大阪での採用活動から


やっと解放されました。


まったく大阪で遊ぶ暇もなかったけれど・・・。



うちの選考はとても時間がかかります。


筆記試験はやらないし、過去の人間的繋がりに頼るリクルーターも


やめています。出来る限り公平に人物本位で採用したいという方針です。




エントリーシートを出してくれた人の多くにグループディスカッションに


参加してもらい、その大部分の人と1対1で話をしていきます。


序盤のスタンスは「良いところを探す」です。


けちをつけるのは簡単です。まだまだ未完成な学生さんたちですから。


そうではなくて「こういういいところがある」と見つけていこうとしています。


結果、一人の人が会って終わりというケースは少ないです。


よほどのことがない限り、複数の社員に会っていただいています。



しかし弊害もあります。


4月1日以降、毎日のように足を運んで頂いた学生さんも多く、


他社の選考活動を断らざるを得なくなってしまった方もたくさん


いらっしゃると思います。


ほかを断って来ていただいて、でも縁がなかったというケースもあります。


後から冷静に見てみれば、もっと早く断っておくべきだったのにと


思える方もいらっしゃいます。




最初から自分の言葉で本音で等身大の自分を語ってもらえれば、


もう少し時間が掛からずに済むのでしょうが、「背伸び」をされていると


余計な時間が掛かってしまいます。


背伸びをしていることはわかるけれど、本当の背の高さがわからないのです。



「よりよく見せたいんだ」という人もいるかもしれませんが。


自然体の自分を認めてもらえなければ、苦労するのは就職した本人です。


それで仕事がうまくいかなかったらみんなにとって不幸です。



その人にとって一番の幸せは何なのか?


それを考えるのに相当な時間とエネルギーを費やした10日間でした。