今期の計画が売上高400億円、営業利益23億円。

3年後の計画が売上高1000億円、営業利益200億円


ヤフーの掲示板を見ていると短期的な意見が多い。

「早く売らないと含み損が増えるだけだよ」

「分割だ、ストップ高だ」

などなど。


短期売買が多いんだなあと痛感させられる。

値動きが大きな銘柄だから、デイトレーダーには楽しいの

かもしれない。


結局短期でがんばっても得をすることがあれば損をする

ことだってある。そうじゃなくて長期的な波で確実に伸びる

銘柄をずっと持っておくことが賢い投資のはず。


しかし、「伸びる」というのも判断が難しい。

インターネット関連の企業で確実と思われるヤフーはすでに

時価総額で3兆8000億円。

TVの民放キー局5局を足したよりも大きい。

となると、広告を主たる収入源とするならばこれ以上

伸ばすのは厳しいだろう。


小売トップは楽天。時価総額1兆円程度。

小売業で言えばセブンイレブン、イトーヨーカドーに次ぐ。

一方で営業利益150億円も、小売ではかなり大きいほうなので、

成長を見込めば・・・・なのかもしれない。


さてサイバーエージェント。ネット向けの広告代理店だが。

時価総額で1400億円程度、電通の7700億円からすればまだ小さい。

ヤフーがテレビ局すべてを合わせたよりも大きいことを考えれば

安いといえなくもない。

仮に3年後の目標売上1000億円、営業利益200億円を達成できれば

時価総額で電通を抜くことも不可能じゃないはず。

(電通の売上2000億円、経常利益600億円程度とみても)



短期的にはまだまだ利益水準は低い。

しかしそれが先行投資によるものだということがはっきりとしている段階で

「儲かっていない」と否定するのは尚早すぎる。

人員増強、サーバー増強などなどが将来の収益となり中期計画を達成

できるのであれば、まだまだ今の株価水準は安い。