続いては、8筋を受けつつ角に紐をつける78金である。
ここで86歩は 同歩 同飛 24歩 同歩 同飛 32金と指す位なので後の変化に合流である。
(32金に替えて、88角成~33角は21飛成88飛成同金同角成に82歩くらいで先手ややさせる)
3図
3図より、
△3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛
4図
序盤より多少の変化を経て、4図に到着した。
24歩同歩同飛の局面は角がぶつかり飛が不安定と、
なかなか怖い形であるが現状は大丈夫である。
これに対する86歩の手段もより怖いものであり、この局面を全くの初見で迎えれば、
何があったかわかったモノではなく、なかなか指しづらいと思う。
実際86歩は江戸期から戦前期に指された(主に45角戦法)後、
23歩戦法が指されしばらくは忘れられていた模様である。
4図では34飛が主流であり、後手からもそれに対し、
45角戦法、相横歩取りその他急戦法多種
33桂戦法、33角型空中戦法等比較的ゆったりした戦法へと分岐する。
(後手が互角と思われるのは33桂33角位だが)
兎も角、先手は手番の差を歩得の形で得、それを主張できるかとなる。
4図では34飛に替えて58玉も有力である。
これは77角の王手のラインから外れることで、
次の22角成同銀77角89飛成22角成を狙っている。
つまり手得で玉を安定させることで、後手玉への攻めという形で得を得る狙いである。
次回はその狙いをより純化した形、2図での58玉を見ることになる。

