私の通う大学はいわゆる医系総合大学である。
歯学部の他に医学部や薬学部、保健医療学部の学生もいる。
医学部に入ることができなかった私にとって、1年生の初めのころは苦痛が伴った。自分が憧れた医学部の学生がすぐそばにいるからだ。しかもその中には(当たり前のことだが)現役で入ってきた者も多い。
自分が3年かかっても入れなかった学部に現役で入る者がいる。悔しかったし、何がダメだったのかまた自問自答の日々が続いた。
歯学部にもやる気が見出せなかった。歯学に興味が持てなかったし、そもそも虫歯になったこともない。歯医者に行ったことすらなかったのだ。
つまらなかった。医学部と同じ、いやそれ以上に学費がかかっても取れる資格は歯科医師免許である。このまま勉強しても医師免許はとれない。やるせなかった。
そんな気持ちを指導担任の先生にご相談した。
4月にもかかわらず辞めたいとまで言った。
そんな私に先生はこう仰った。
「君は歯学の何を知っているんだ?」
「もっと歯学を知りなさい」
先生のお言葉はとてもシンプルだったが、私は大変なショックを受けた。
歯学のことを何も知らないじゃないかと。
それからというもの人知れず図書館で歯科医師の本を探しては読んだり歯科医師免許を持った先生に話を聞きに行ったりと歯学がどんなものか知る努力をした。
未だに歯学部が医学部の下位互換であるという気持ちは拭いきれない。事実だと思っている。ただ、歯科医師が医師に勝っていることもあるはずだ。医学部に通う学生に何を言われても言い返せるものが欲しい。見返すことができるように勉強したい。
歯学部の他に医学部や薬学部、保健医療学部の学生もいる。
医学部に入ることができなかった私にとって、1年生の初めのころは苦痛が伴った。自分が憧れた医学部の学生がすぐそばにいるからだ。しかもその中には(当たり前のことだが)現役で入ってきた者も多い。
自分が3年かかっても入れなかった学部に現役で入る者がいる。悔しかったし、何がダメだったのかまた自問自答の日々が続いた。
歯学部にもやる気が見出せなかった。歯学に興味が持てなかったし、そもそも虫歯になったこともない。歯医者に行ったことすらなかったのだ。
つまらなかった。医学部と同じ、いやそれ以上に学費がかかっても取れる資格は歯科医師免許である。このまま勉強しても医師免許はとれない。やるせなかった。
そんな気持ちを指導担任の先生にご相談した。
4月にもかかわらず辞めたいとまで言った。
そんな私に先生はこう仰った。
「君は歯学の何を知っているんだ?」
「もっと歯学を知りなさい」
先生のお言葉はとてもシンプルだったが、私は大変なショックを受けた。
歯学のことを何も知らないじゃないかと。
それからというもの人知れず図書館で歯科医師の本を探しては読んだり歯科医師免許を持った先生に話を聞きに行ったりと歯学がどんなものか知る努力をした。
未だに歯学部が医学部の下位互換であるという気持ちは拭いきれない。事実だと思っている。ただ、歯科医師が医師に勝っていることもあるはずだ。医学部に通う学生に何を言われても言い返せるものが欲しい。見返すことができるように勉強したい。