水原希子は仲間由紀恵と並列で良いものか? | コントリーの反省ブログ

水原希子は仲間由紀恵と並列で良いものか?

 最近、個人的に気になるCMといえば、資生堂の『ザ・コラーゲン』である。このCMがなぜ気になるのかというと、不景気かつ震災の影響で沈みがちなご時世にも関わらず、必要以上に華やかすぎるからというわけではない。私の好きな『水原希子』が出演しているからである。はっきり言って私は水原希子のファンである。しかしながら、このCMにおける水原希子の存在は不適当だと思うのである。
 私が水原希子の存在を知ったのは昨年末公開された映画「ノルウェイの森」である。主役の松山ケンイチ目当てで映画を見たのだが、一目で水原希子の虜になってしまった。それ以来、zoffやユニクロのCMが放映されていたら釘付けになってしまった。とはいえ、ノルウェイの森からのファンなので、言ってしまえばまだ半年程度なのだが。しかしながら、水原希子の代表作と言えば、やはり「ノルウェイの森」であろう。以前から、ファッション紙のモデル等で活躍していた彼女だが、全国的に知名度を上げたのは、やはりノルウェイの森の出演によるものであり、その映画によって、水原希子という存在を知ったという人も多いだろう。つまり、水原希子が有名になり始めたのは、わずか半年前のことなのである。
 話を資生堂『ザ・コラーゲン』のCMに話を戻そう。このCMで水原希子は仲間由紀恵と並列に扱われている。CMラストの水原希子と仲間由紀恵の二人が笑顔のアップで写されているカットが何よりも印象的である。で、ここで疑問である。果たして、水原希子は仲間由紀恵と並列に扱われてもいいものなのだろうか?この疑問を解決するためには、水原希子と仲間由紀恵の情報を比較しなくてはならない。まず年齢を比較してみると、水原希子が20歳、仲間由紀恵が31歳。その差は11歳である。並列させるには、あまりにも差があるのではないか?資生堂『ザ・コラーゲン』の商品属性を考えたときにターゲットは当然女性であるが、「女性であることのしあわせを、いま、すべての女性たちへ。」というコピーから類推するに、年代別で言うなら30歳前後の女性に向けられたものだろう。水原希子の世代である20歳の女性はターゲットから外れてはいないのだろうが、メインターゲットはやはり仲間由紀恵と同年代である30歳前後の女性だろう。こうして考えると、仲間由紀恵が単独で出演していても何らおかしい事はないのである。しかしながら、このCMには水原希子が出演している。しかも、仲間由紀恵というタレントランクも違う大先輩と一緒に。やはり、並列して出演している意味が私にはどうしてもわからない。
 現在、水原希子が女優として出演した映画と言えばノルウェイの森程度であり、今でも主な主戦場はモデルである。一方、仲間由紀恵は芸能界にデビューしたきっかけはテレビドラマであり、最初から女優として活動してきた。この二人を並列させたCMを頒布させたことで、二人の今後の芸能活動にも少なからず影響があるだろう。仲間由紀恵と並列化したことで水原希子に女優としてのイメージもより強固なものとなった。今後、水原希子は女優としての活動が増える事になるかもしれない。いずれにせよ、この資生堂『ザ・コラーゲン』のCMによって、視聴者が水原希子と仲間由紀恵のイメージが変わるきっかけとなった。この“きっかけ”をどのように今後の芸能活動に繋げるかが非常に楽しみである。水原希子ファンとして。