サタデーナイトライブJPNで再確認した生放送のこれからの影響力 | コントリーの反省ブログ

サタデーナイトライブJPNで再確認した生放送のこれからの影響力

 先ほど、フジテレビで新番組として始まった「サタデーナイトライブJPN」があまりにも刺激的で久々に純粋にテレビが楽しくて仕方なかったので、その感想を記そう。

 この番組を見て、まず出て来た感想は「やっぱり生は面白い!」ということ。個人的な話ではあるが、最近明石家さんまのコントライブやももいろクローバーのライブなど、生の舞台に行くことが増えて来ている。そしてまた、今後もその回数は増えていくだろう。昨今は、youtubeやニコニコ動画など動画共有サイトの普及のおかげで、いつでもどこでも「コンテンツを所有」することができるようになった。それは非常に便利であり、多様化する趣味になる時代の流れの中で、それぞれにあったコンテンツをいつでもどこでも利用できるように所有できるようになったことは、決して不幸なことではない。しかしながら、それに慣れてしまったことで、従来のコンテンツの価値のハードルが上がってしまった。自分の好きなものを好きなだけ見られるのだから、少しでも関心がなくなってしまったらすぐに次へというように、コンテンツの受け取り方が大きく変容して来た。そのため、「新たなコンテンツとしての価値」を提示し直さなくてはならなくなった。その一つが「ライブ」である。無論、「ライブ」「舞台」などというものは、テレビ放送が始まる前から存在していたものではある。しかし、昨今「ライブ性」の価値が再注目されるようになった。(その価値の付け方で最も成功したのが、言わずもがなAKB48である。)もちろん、テレビにおけるコンテンツとしての価値付けに「ライブ」というのは非常に有効に機能する。いつ何が起こるかわからないハプニング性というのは、規模が大きくなればなるほど、クオリティが高ければ高いほどワクワクする。そうした期待感が視聴者をテレビに釘付けにさせるのだ。視聴率を上げたいばかりに「ながら視聴」を容認するような番組作りが増えてきている中で、生放送で目を離せない番組を作る「サタデーナイトライブJPN」は非常に興奮した。
 テレビというメディアと、生放送というコンテンツ内容は非常に親和性があるということに改めて気づかされた番組であった。この番組は、笑っていいともを30年間やってきたフジテレビにしかできない番組だと、私は思う。30年間培って来た生放送のノウハウが、今回の「サタデーナイトライブJPN」に脈々と受け継がれていっているのだろう。(最近、本家のいいともに受け継がれていない気がするのだが、いかがなものだろうか)どちらにせよ、将来的にテレビ界は生放送を制する者が、テレビ界を制すると言っても過言ではない時代が来るだろう。それまでに、代表的な生放送の番組があるかがテレビ局の価値となる。フジテレビだったらいいともでバラエティ、テレビ朝日だったらミュージックステーションで音楽番組、TBSだったらはなまるマーケットで情報番組。日本テレビを考えると、10年以上続いている生放送番組がないのである。最近、視聴率的に上昇傾向にある日本テレビだが、もしかしたら数年後テレビ東京と肩を並べているかもしれない。


 それとは全然関係ないですが、次回の「SNLJPN」の芸人枠と歌手枠の予想をします。私の個人的な理想は、芸人枠では、久々に生放送で大舞台の春日が見たいので「オードリー」で、歌手枠は、うわさのチャンネル的ポジション(よく知らないけど)を期待して「和田アキ子」ですけども、リアル予想をすれば、芸人枠は、さんまさんとの絡みの話題性も含めて「木梨憲武」(エンドロールに港さんの名前もあったし←あんま関係ないけど)で、歌手枠は若干平井堅とかぶるけど「トータス松本」でいきたいと思います。いや、リアルな予想とかいって当たるわけはないんだけども。