いよいよ日産スタジアム3daysまで1ヶ月を切りました。
ドームツアーは思うように参戦できませんでしたが、
日産ではどんなステージを見せてくれるのか、楽しみしかないです。
というわけで、ORICON NEWSで再びビギアゲツアーのレポートがアップされていました。
いろいろ思い出しますねぇ
https://www.oricon.co.jp/article/455581/
日産スタジアム3days開催間近!東方神起「Begin Again TOUR」レポート
3度目の全国5大ドームツアーのファイナルとして開催される「東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM」。 東方神起のファンクラブ「Bigeast」の会員でもある記者が、日産スタジアム公演前にさらに気持ちを盛り上げるべく、昨年12月20日に開催された「Begin Again TOUR」の感動を振り返りレポート!
現在東方神起は、海外アーティストシングル総売上枚数歴代トップ、復帰記念アルバム初登場1位、海外アーティストアルバム1位獲得数トップ、全国5大ドームツアーは海外アーティスト史上最多記録となる3度目であり、今回の「Begin Again TOUR」では17公演78万人動員など凄まじい記録を叩き出している。 1月21日に行なわれた、5大ドームツアーファイナルの京セラドームでは、「東方神起LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM」として、前人未到の日産スタジアム3daysが6月8~10日に開催されることも発表。よって、今回のBegin Again TOURではツアー動員数、海外アーティスト史上最多の100万人へと、新たな記録が刻まれることになる―。
■ 東方神起「Begin Again TOUR」の幕開け
開演の18時、会場が暗転しレッドオーシャンで包まれる。復帰後初めての5大ドームツアー、オープニングを飾る曲は何か、期待は膨らみ胸が高鳴る瞬間だ。東方神起は復帰後第一弾シングルとして、この日のライブと同日12/20に発売した、「再始動」の意味をもつ新曲“Reboot”を披露。今回の演出で1番気に入っているとユンホが言及したキューブ型の装置は、まさに双頭の不死鳥のための鳥かごのよう。ケージを力強く蹴破り解き放たれ、そこから出て来た東方神起は、金の刺繍が入った青いジャケットを羽織り、赤い衣装を身につけていた。ムービングステージでアリーナ中央まで観客に近づき、2年間半待っていたファンの興奮は収まることを知らない。壮大な演出とパワフルなダンス、過去を受け入れ、現在と向き合い、未来を自分の手で選び創り出すというメッセージ性の強い歌、全てから目が離せない。
ダンサーの円陣に囲まれ始まった”ANDROID”では、左右のムービングステージが中央へ近づき一つになる。すれ違いざまに軽快にハイタッチをするユンホとチャンミン。曲の後半からセンターステージへ移動し、「It’s Time It’s Time」と曲は”Humanoids”へ。ファンの掛け声が会場に響き渡る。途中からユンホとチャンミンが移動し、花道がプロペラ式のムービングステージへと変貌。アリーナの頭上を360度回転しながら、「Everybody makes some noise」とチャンミン。会場は割れんばかりの歓声で、最高潮の盛り上がりを見せた。
観客に最初の挨拶を済ませ、青いジャケットを脱ぎ、”One More Thing”の優しいイントロが流れる。移動しながら、ムービングステージヘ。アリーナ、スタンドの端まで会場全てを見渡すように、慈愛に満ちた眼差しで歌う2人。そしてメインステージに戻り“Superstar”へ。「いっそ脱いでしまえばいい」の部分で、ファンを誘惑する様な仕草をするユンホ。ファンが目を見開いて待っている部分だとわかっているようだ。
“Chandelier”では、2人とファンの想いがリンクするような歌詞に涙を浮かべるファンの姿も。新しい「帰る場所」を見つけた東方神起と、「おかえり」の声を聴くまで待っていたファン。お互いの存在が大切だと、どれほど恋しかったかを再認識させてくれる一曲である。
パーカッションとドラムがリズムを刻む、観客の心がそのリズムに合わせて鼓動する。始まったのは“B.U.T”。メインステージからワイヤーで飛び一気にアリーナ中央まで移動。想像もしていなかった演出に観客は驚きと、近づいてくる喜びを隠せないという様子。しかし魅せ場のワイヤーアクションは本人達曰く、「男の痛みに耐えてやっているが、何度やっても慣れない」と。しかしイヤモニでファンの歓声が聞こえるとうれしいので、頑張ると爽快に笑って見せてくれた。
“Spinning”はダンサーの見事な一体感あるダンスを披露。“Survivor”では照明が赤から緑に変わる。昨年10月にリリースされた復帰紀念アルバム「Begin Again」に入っていない昔の曲を歌ってくれることも、ファンにとってはうれしいもの。まさしく東方神起の過去、現在、未来を全て見せてくれるようなセットリストにファンも感無量のひと時を過ごす。
“One and Only One”では、スクリーンには鳥かごから羽ばたく鳥が映し出される。「僕に何が出来るだろう?」「君は何を望むだろう?」と未来への希望を込めたメッセージ性の強い歌詞が印象的な曲。歌い終わりには、会場が温かな拍手で包まれていた。
“シアワセ色の花”では、スワロフスキーを8000個手縫いで作られた衣装を纏い、東方神起自体がミラーボールのように輝きを放つ。温かい腕に包み込みこまれ、耳元で語りかけられている様な錯覚に陥るくらい、優しく一つ一つの歌詞を大切に歌う2人が印象的だ。
“STILL”では、途中息を呑み込むように、想いを詰まらせるよう耐えている場面があった。歌い終わりに「STILLでした。歌詞がね…グッと来ますね」と寂しそうなユンホ。東方神起の2人も、家族や友人、仲間やファンと離れていた分、色んな人を想って歌ったのだろう。
その後のMCでは東方神起の「ただいま」に、全力で「おかえり」と返すファン。「2年前の約束を覚えてくれてありがとう、おかえりという言葉は幸せになる」とユンホ。チャンミンは「今回のツアータイトル“ビギアゲ”は、東方神起の歴史を再び始める意味で、ビギ(Bigeast)さんもビギさんじゃない人も上げていこうという意味も込めています」と伝える。
“逢いたくて逢いたくてたまらない”では「東方神起に、露骨に、赤裸々に逢いたいという曲があるので、一緒に歌いましょう」とチャンミン。客席にもマイクが向けられ、「東方神起に~」「ユンホに~」「チャンミンに~」と逢いたくて逢いたくてたまらなかった想いを一緒に歌うファン。最後に「逢いたくて逢いたくて」とカメラ目線で、はにかむ様に笑顔で歌いステージからはけるチャンミン。その後ギターソロが鳴り響き、東方バンドの演奏が奏でられる。
シャンシャンとスレイベルが聴こえ、スクリーンには雪が降る映像が映し出される。“Duet”と“White”ではポールスタンドでチャンミン、椅子にはユンホと、それぞれがワイヤーで2階や3階席の観客に歌いながら近づいていく。時折手を振り、遠くにいるファンまでも、愛おしそうに優しい目で見渡して歌う2人。「皆さんと同じ目線になり、近くにいたい、そばにいきたいと想って」と数え切れないサプライズを用意してくれていた。
“Catch Me”では白のライトがメインステージを照らし、白い衣装を着たユンホとチャンミンが現れた。鏡に映されたように、同じ動きをする渾身のミラーダンス。続いて龍の如く暴れるパフォーマンスの魅せ場、龍を腕で表現する光る部分の衣装が映えるように、照明も様々な色に工夫がなされていた。
“Easy Mind”ではトロッコが合体し、バックステージへと変貌。トロッコではユンホ側とチャンミン側で、ダンサーと遊び心を取り入れての振り付けだった。曲最後のユンホの口笛は恥ずかしいのか、手で目を覆ってしまう。続く“I just can’t quit myself”では、東方神起やダンサーの真似をしながら、ファンも一緒になって楽しんでいた。
“OCEAN”では会場に金銀のメッセージ入りテープが舞う。やはり記念に欲しいと必死に手を伸ばすが、ユンホとチャンミンも観たいファン。1番惑わされる瞬間である。曲の出だしからタオルを振り回し、盛り上がる会場。2人がサービス精神を全開にしてくれるのもうれしいところだ。
ピアノでワンフレーズ、優しく切ない旋律が奏でられる。“Bolero”は東方神起の曲の中で、音域の幅が広く、ハーモニーが重視される、バラードの中でも最も難易度の高い曲であったが、今回復帰アルバムのために2人は再録をした。青いシルクの衣装に着替え、赤い照明のステージ。壮大で重厚な音が重なる演奏の中、静まり返り、今度は2人の声が重なる、追いかける。時に向かい合い、これでもかという真剣な眼差しで見つめ合い、一つ一つ言葉を紡ぎ、お互いを確かめ合うように歌いこなす、ユンホとチャンミン。
“Why(Keep Your Head Down)”は青い照明の中、メインステージから移動。会場が真っ赤になり、ユンホのパワフルで迫力のあるソロダンスから始まる。2人が手を上でタッチしてから、下でしっかりと握りしめ合う。東方神起の真なる始まりの曲であり、代表曲である。重厚なサウンドと貫禄あるダンス、力強い歌唱力、気迫迫る表情。これぞ王者。色々な想いが込められたこの曲で本編が終了した。
■ 鳴り止まぬ歓声とともに始まるアンコール
桜が散り舞うような映像から“MAXIMUM”がスタート。中央でダンサーが踊り、下手側の下からユンホが飛び出して登場。一点を見つめ首を軽く回し、キレのある力強いダンスへ。ソロダンスではチョンユンホコールが鳴り止まない。今度は中央からチャンミンが飛び出してくる。表情に余裕があり、さぁやるぞとにやりと一瞥。ムービングステージで移動し一つになる、会場がより一層盛り上がる。
”Rising Sun”はアレンジされ、再録されたものを披露。変わらない部分もあれば、あえて変えていく部分もある。それが進化に繋がり、新たな東方神起を創る。ただでさえ激しい振り付けにもかかわらず、「slow down」からのアレンジによるダンスのみの場面も導入され、演出をさらに際立たせる。激しいダンスナンバーが続き、「痺れますね、この流れ。いつまでできる?」と体力の衰えを口にするものの、ダンスや歌はもちろん力抜くこともなく、限界を知らないという圧巻のパフォーマンスであった。
“ウィーアー!”はトロッコで会場を駆け抜け、盛り上がる。ロケットランチャーのようなもので、サインボールを狙い定めて撃つユンホとチャンミン。サインボールやフリスビーを、観客へ向けて投げていく。トロッコがバックステージになり、”Summer Dream”ではお馴染みの振り付けを一緒にやりながら歌うのが、醍醐味である。
照明が暗くなり、2人だけを照らし出す“Somebody To Love”では、ユンホとチャンミンが向かい合って歌い始める。歌の途中で歌詞をその会場名や土地名に置き換えて叫ぶ部分がある。この日も「東京」と大きく叫び、メインステージから全力で会場を駆け抜けたユンホ。続いてチャンミンが追う。タオルをぶんぶんと回して、ジャンプを求められ、ファンも全力で応える。
再始動である”Reboot”から始まり、ダンスナンバーでは全力で踊りきり、バラードではしっかりと歌い聴かせ、新旧織り交ぜた27曲のセットリスト。静寂が訪れ、ピアノとスレイベルが鳴り、センターステージに淡い青と白の照明が照らされる。ライブを締めくくる最後の曲は、”Begin”。このライブが終わっても、このツアーが終わったとしても、2人の物語はここから始まる。
最後はユンホが「みんなWe are…」と叫ぶと、会場全体が「T!」と精一杯の声で応える。ユンホは「本当にありがとう」、チャンミンは「忘れないで下さい」と言い、会場を後にした。
再始動したのは東方神起だけでなく、東方神起のファンも同じ。これからは、ずっと東方神起がファンを守り、ファンが東方神起を守る。今や再始動を迎え、再び走り出した東方神起は、もう立ち止まることはない。新たなる進化した姿を、今後もファンに見せ続けてくれるだろう。
(東京ウォーカー・玉木由佳)