夜中、珍しく大きな物音に目が覚める。
最近はずっと一人の部屋、静かすぎる夜の闇に慣れなくて
あまり飲まない寝酒を飲んだり、興味のない本を読んだりしていた。
程よい疲労は眠気を誘うけれど、
腕の中にあるはずの温もりがないだけで
浅い眠りにしかならない。
慣れなくてはいけないのに。
夜半から風が強く吹き、遠くで雷が鳴っている。
お前はどうしてる?
幼かった頃のお前は雷が怖くて
布団の中でいっそう丸くなって震えていた。
決して誰にも弱音を吐かず
一人恐怖に耐えているのに気づいてからは
ずっと腕の中に抱きしめて眠った。
意地を張って嫌がるふりをしながらも
朝目覚めるとちゃんと俺の腕の中で寝息を立てていた。
そのいじらしい寝顔、長い睫にそっと唇を寄せた。
お前の温もりはいつでも俺を癒し、
時に甘く切ない気持ちにさせ、
辛いことがあってもお前を抱きしめると
眠ることができた。
ずっと抱いて眠っていたから、
今はもう雷が苦手かどうかはわからない。
撮影で泊まり込んでいるはずだから
まわりに人がいて気が紛れるだろう。
他の誰かの腕を求めるとは思えないけれど、
今、この腕で抱いてやれないのが悔しい。
雷がだいぶ近づいてきたようだ。
これでお前のいるところから離れるから安心だ。
こんな夜中に外にいるとも思えないのに
お前のこととなると、気になってしかたない。
お前は嫌がるだろうから口には出さないが
マネージャーにそれとなく気をつけるようには言ってある。
ホッとしたらのどが渇いたのでキッチンで水を飲んでいると
玄関でガチャガチャと音がする。
何事かとマジックミラーを覗くと
なぜかびしょ濡れのお前が鍵を開けようとしていた。
「チャンミナ?」
急いでドアを開けてやると、そのまま腕の中に飛び込んできた。
「ヒョン」
どうやってここまで来たのだろう。
濡れて冷たくなった体が震えている。
雷の中、怖かったろう。かわいそうに。
強く抱きしめてやりたいけれど、このままでは風邪をひいてしまう。
タオルを取りに行こうとするのに
お前が抱き着いていて動けない。
「チャンミナ、風邪ひくから。タオル取ってこないと」
「いい。ヒョン大丈夫?」
「何が?」
「雷がこっちに来るって聞いたから。ヒョン苦手でしょう?」
「お前…それでこんな雨の中来たのか?」
「だってヒョンが…」
「バカだな。明日も撮影があるのに、風邪ひくぞ」
お前を抱きしめて冷たい頬に口づける。
唇が紫になっているじゃないか。
ここまで雷と一緒にやってきてさぞ怖かったろうに、
そんなに俺に会いたかったのか?
「おいで。風呂入れてやるから」
一緒に手を繋いでバスルームに行き、バスタブに湯をため、
濡れた服を1枚ずつ脱がせる。
「こんなに冷えて…俺のために来たのか?」
手で、唇で、俺の体温でお前を温めてあげる。
お互いに服を脱いでしまったらお前は目元を染めて恥じらう。
何度も体を重ねてもいつもこうして視線を落とすのがたまらない。
このまま抱いてしまいたい。
バスタブにはまだ湯がたまりきっていないけれど、
待てずにお前を抱きあげて少ない湯の中に沈む。
背中から抱きしめて肌を合わせ、うなじに唇を這わせる。
「ヒョン…」
「大丈夫。温めるだけだよ」
お互いに仕事が詰まっているときに体に負担をかけることはできない。
昔みたいに体を洗ってやって、丁寧にバスタオルで拭いてやる。
今夜は何も身に着けない。
その気になりそうだけれど、今はただ体温を分け合って温まろう。
そしてわずかな時間でもベッドで一緒に眠ろう。
ただお互いの体温を感じて眠るだけの夜があってもいい。
それは甘い薬。
心を満たして力をくれる。
チャンミナ、お前に逢いたかったよ。
(画像はお借りしました)
夜中にすっごい雷で、なんか近くに落ちたっぽかったです。
雷があるとミンは大丈夫かしらと思ってしまう私。
うちのミンは雷怖いのですが、実際のチャンミン氏はそんなことはないです、たぶんww
つい妄想してしまい、今離れ離れであろう2人を逢わせたかっただけなんです。
それぞれドラマ頑張ってるんでしょうけど、
2人のイチャイチャが見たいです。
あと1日お仕事頑張ったら「国際市場」見に行ってきます。
最近はずっと一人の部屋、静かすぎる夜の闇に慣れなくて
あまり飲まない寝酒を飲んだり、興味のない本を読んだりしていた。
程よい疲労は眠気を誘うけれど、
腕の中にあるはずの温もりがないだけで
浅い眠りにしかならない。
慣れなくてはいけないのに。
夜半から風が強く吹き、遠くで雷が鳴っている。
お前はどうしてる?
幼かった頃のお前は雷が怖くて
布団の中でいっそう丸くなって震えていた。
決して誰にも弱音を吐かず
一人恐怖に耐えているのに気づいてからは
ずっと腕の中に抱きしめて眠った。
意地を張って嫌がるふりをしながらも
朝目覚めるとちゃんと俺の腕の中で寝息を立てていた。
そのいじらしい寝顔、長い睫にそっと唇を寄せた。
お前の温もりはいつでも俺を癒し、
時に甘く切ない気持ちにさせ、
辛いことがあってもお前を抱きしめると
眠ることができた。
ずっと抱いて眠っていたから、
今はもう雷が苦手かどうかはわからない。
撮影で泊まり込んでいるはずだから
まわりに人がいて気が紛れるだろう。
他の誰かの腕を求めるとは思えないけれど、
今、この腕で抱いてやれないのが悔しい。
雷がだいぶ近づいてきたようだ。
これでお前のいるところから離れるから安心だ。
こんな夜中に外にいるとも思えないのに
お前のこととなると、気になってしかたない。
お前は嫌がるだろうから口には出さないが
マネージャーにそれとなく気をつけるようには言ってある。
ホッとしたらのどが渇いたのでキッチンで水を飲んでいると
玄関でガチャガチャと音がする。
何事かとマジックミラーを覗くと
なぜかびしょ濡れのお前が鍵を開けようとしていた。
「チャンミナ?」
急いでドアを開けてやると、そのまま腕の中に飛び込んできた。
「ヒョン」
どうやってここまで来たのだろう。
濡れて冷たくなった体が震えている。
雷の中、怖かったろう。かわいそうに。
強く抱きしめてやりたいけれど、このままでは風邪をひいてしまう。
タオルを取りに行こうとするのに
お前が抱き着いていて動けない。
「チャンミナ、風邪ひくから。タオル取ってこないと」
「いい。ヒョン大丈夫?」
「何が?」
「雷がこっちに来るって聞いたから。ヒョン苦手でしょう?」
「お前…それでこんな雨の中来たのか?」
「だってヒョンが…」
「バカだな。明日も撮影があるのに、風邪ひくぞ」
お前を抱きしめて冷たい頬に口づける。
唇が紫になっているじゃないか。
ここまで雷と一緒にやってきてさぞ怖かったろうに、
そんなに俺に会いたかったのか?
「おいで。風呂入れてやるから」
一緒に手を繋いでバスルームに行き、バスタブに湯をため、
濡れた服を1枚ずつ脱がせる。
「こんなに冷えて…俺のために来たのか?」
手で、唇で、俺の体温でお前を温めてあげる。
お互いに服を脱いでしまったらお前は目元を染めて恥じらう。
何度も体を重ねてもいつもこうして視線を落とすのがたまらない。
このまま抱いてしまいたい。
バスタブにはまだ湯がたまりきっていないけれど、
待てずにお前を抱きあげて少ない湯の中に沈む。
背中から抱きしめて肌を合わせ、うなじに唇を這わせる。
「ヒョン…」
「大丈夫。温めるだけだよ」
お互いに仕事が詰まっているときに体に負担をかけることはできない。
昔みたいに体を洗ってやって、丁寧にバスタオルで拭いてやる。
今夜は何も身に着けない。
その気になりそうだけれど、今はただ体温を分け合って温まろう。
そしてわずかな時間でもベッドで一緒に眠ろう。
ただお互いの体温を感じて眠るだけの夜があってもいい。
それは甘い薬。
心を満たして力をくれる。
チャンミナ、お前に逢いたかったよ。
(画像はお借りしました)
夜中にすっごい雷で、なんか近くに落ちたっぽかったです。
雷があるとミンは大丈夫かしらと思ってしまう私。
うちのミンは雷怖いのですが、実際のチャンミン氏はそんなことはないです、たぶんww
つい妄想してしまい、今離れ離れであろう2人を逢わせたかっただけなんです。
それぞれドラマ頑張ってるんでしょうけど、
2人のイチャイチャが見たいです。
あと1日お仕事頑張ったら「国際市場」見に行ってきます。