もうどれくらいの時間がたっただろう。
お前が完全に眠りに落ちてから、瞬きをするのも忘れてただ見つめる。
この時間が永遠に続けばいいのに。
長い睫毛に縁取られた可愛いバンビアイ、
もう一度その瞳で見つめられたかった。
頬に残る涙の痕を唇で吸いとると、
お前の寝顔にうっすらと微笑が浮かぶ。
夢の中のお前は、俺の腕の中にいるのか?
うすく開いた唇にそっとキスを落とす。
さっきまで何度も愛し合った体の熱はもうすっかり冷めてしまって、
お前の体温なしでは寒くて凍えそうだけれど、
残された時間はわずかだから、もう手放さなければならない。
ほんの少しだけでも、お前が現実の苦しみから解き放たれ、
安らかに眠れれば、それでいい。
お前がここに来てからの数カ月は人生の中でのわずかな時間だけど、
共に過ごした幸せな時間が思い出に変わるまで、
いっそ眠り続けることができたなら、お前を苦しめずにすむのに。
やがて目覚めたお前は、俺の姿を探してきっと悲しむだろう。
それでも、他の道はなかった。
愛に時間は関係なかった。
たぶん一目で恋に堕ちた。
奇跡みたいに思いが通じて、わすかだけれど共に過ごして、一生分の恋をした。
お前を愛して、お前に愛されて幸せだった。
だから、命をかけてお前を守るよ。
独りで逝く俺を許してほしい。
今は理解してくれなくてもいい。
いつかきっとわかってくれたら、それでいい。
そして、どうか幸せになってほしい。
チャンミナ、お前の安らかな寝顔をずっと見つめていたい。
お前の温かい体をずっと抱きしめていたい。
お前とずっと繋がっていたい。
もう一度だけ、最後のキスを。
お前の甘い唇で、俺に勇気を与えてくれ。
お前を守る、最後の闘いに行くよ。
いつか笑顔が戻ると信じて。
お前だけが、永遠の楽園だから。

【第45回ゆのみん企画:寝顔】参加のみなさまはこちら
本編はちょっとお休みさせていただいていますけれど、
ぼちぼち再開させたいと思っています。
これから波乱ありだから進まないのですが、いい加減終わらせたいです。
ロリチャミさんも好きですけれど、大人になってもらいます。ww
大好きなお祈りユノたん。(*≧∇≦*)
ささくれ立った心が癒されます~。