目を見ればすべてわかると思っていた。

いつもお前は隣にいて、半分しか表情が見えなくても不安に思うことはない。


スポットライトが当たっている時のお前、

そして俺はライトに当たらない時のお前もよく知っている。

ステージの上ではそんなに目をあわせないけれど、

視界の端でいつでもお前を見ているから、俺が視線をはずしたときに

よく俺を見つめているのも知っている。

今日はいつもよりサービス精神を発揮して、何かと俺に触れてきた。

俺たちがくっつくとファンは喜ぶから、人前でスキンシップを嫌うお前だけれど

たまに2人きりでいるときのような顔をするからちょっと気になった。

何かあったのかと思いながらも、その笑顔の奥に影は見えないから

俺には何もすることはできない。


結局、仕事が終わるといつものようにそれぞれの家に帰って行く。


帰り道、ふと空を見上げれば上弦の月が浮かんでいた。

半分だけ光を浴びて空に浮かぶその姿が、なんだか俺たちのようだと思った。


光を浴びて輝く半月、俺とお前も半分ずつ光に照らされている。

見えない半分は誰にも知られてはいけない思いや俺の葛藤。


2人で半分ずつ、ではなくて2人で半分でいい。

まだ俺はすべてをさらけ出すのは怖いと思う。

深い傷も半分壊れてしまった心も、お前がいるから癒すことができた。

時々疼く傷は、お前の体温がなければ鎮めることはできない。

なぁ、チャンミン、お前は?


家に戻り、シャワーを浴びて頭をすっきりさせる。

考えなくていけないのはこれからのことだけだ。

目の前のひとつひとつをこなしながら、先のことまで見つめていかないと。

なんとなく考えながらソファに寝そべっていると、来客を告げるチャイムが鳴った。


こんな夜中に誰かと思ってモニターを覗くとカメラを隠す手の指の隙間にお前の姿があった。


「どうした?鍵持ってるだろ」


「ええ持ってます、ここに」


「じゃあ、勝手に開けて入ってくればいいだろ」


「いいえ、今日はヒョンに呼んでほしいんです」


「お前、酔ってるの?」


「そんなに飲んでないです」


「じゃあ、今開けるから上がってこいよ」


「今のじゃダメ、やり直して」


「は?」


「もっと違う言葉がいいです」


「お前夜中に何ふざけてるんだ?」


「僕は大真面目です。ヒョン、やり直して」


「何が言いたいんだ?」


「それもダメ。ヒョンは僕のこと何でもわかるでしょ?もう1回やり直し」


「お前それ反則。目を見ればわかるけど隠してるだろ」


「目を見なくてもわかってくれなくちゃダメです。またやり直し」



その言葉に甘い響きを嗅ぎ取って、お前がここに来た訳を悟る。

そして今日、やたらと俺に触れていたことも。


「お前…」


「それはイヤ」


「チャンミナ」


「はい?」


「おいで」


「はい」


ロックを解除するとモニターにチャンミンが走ってくるのが見えた。

逸る気持ちを抑えながらバスローブから部屋着に着換えると、玄関のカギを開けておく。

あと何分?エレベーターにはすぐ乗れた?

まだ足音が聞こえない。

早く、俺の腕の中に戻っておいで。

早く、お前の体温で俺を癒してくれ。


「チャンミナ」


待ち切れずに呼ぶと、突然ドアが開いて、お前が飛びこんでくる。


「ヒョン」


その細い体をきつく抱きしめ、もう潤んでいる瞳をみつめる。

今夜は、もう言葉はいらない。

必要なのはお互いの温もりだけ。







fin.


(画像お借りしています)
月の明るい夜は君と手をつないで歩こう





















さてさて、

新羅ファンミすごかったみたいですね。(ビギ婆が、という説もありますが(-_-;)

実際の2人がこんなにラブいんですけど。(///▽///)

なんで2人で肩組んでドヤってるわけ?相変わらずお顔近いよー。

いつも思うのね、横からドンと押されて事故ってしまえと。(事故チュー♡)

ミンのピースの意味がわかんないよ、もう。

ビギにうらやましいだろざまあみろと言わんばかりですよ。(笑)


「これ、ぽくのチャンミニなのぅ。可愛いでしょ?」

「当然です。僕と勝負しようっていう命知らずはどこですか?お?(ヒョンはミンのものですから)」

「チャンミナ、威嚇しちゃダメなのぅ」
月の明るい夜は君と手をつないで歩こう