テニスのセミナーの参加条件として、フェデラーナダル ・ジョコビッチのテニスを分析し、現在の勢力も踏まえて分析してレポートにまとめなさい、というのを発見しました。


お金もなし、時間もその時間を何週間も取られるのは今の生活では無理、ということで参加申し込みはしないので、興味があったので書いたものをここに載せようと思います。




フェデラーは長い王座をナダルに明け渡し、今年ジョコビッチがその王座をナダルから実力でもぎ取った。実力で、というのは、連続して対戦成績をよくし、ナダルをして「彼(ジョコビッチ)に勝つのにどうすればいいのか答えがでていない」と言わしめたことからも推測できる。



フェデラーのテニスは、ここ10年のテニススタイルに大きな変革をもたらした。サンプラスもそうであったように、オールマイティなプレーで、穴がなく、コートのどこへでも常にコントロールできるのではと思わせるような美しく攻撃的なテニスだった。
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ここ数年は、彼の展開パターンやそのスピードについてこれるプレーヤーが増え、フェデラーよりも先に(リスクを負いながらでも)超攻撃的なショットから優勢をとり、パワーショットにおいては分の悪い片手打ちのバックハンドを攻めたてて有利にゲームを進めては王者から勝ちを収めていくことが目立つようになった。

フェデラーはそれ以前よりも攻撃性を高めなくてはならず、サーブとフォアハンドの得意な選手、という性格が顕わになった。


ナダルは早くからフェデラーの攻略法として、自らの持つ強烈なスピンのきいたフォアハンドをクロスに跳ねさせることでフェデラーの先手を封じて対戦成績で圧倒する結果を残している。
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そして、彼はフェデラーのサーブやフォアでさえも驚異的なフットワークでカバーし、カウンターで逆襲することができる稀有な選手でもあった。

フェデラーはそれでもナダルをも攻略できるテニスが完成すれば、自分のテニスはまた向上した証拠と胸を張れるはず、とでも言わんばかりに挑戦的な試合を進めていた。
二人のライバル関係は過去の名プレーヤーたちと並んで伝説化されるに値する数々の名勝負を残した。
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ジョコビッチは全豪で初めてフェデラーから勝利する前、全米決勝でラリーの主導権を持ちながらもストレート負けをしていた。

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勝負を急ぎ過ぎてリスクの高いショットを失敗して大事なポイントを取り切れなかった反省があったと思う。そこを全豪でリベンジをはたし、自分のテニスレベルが王者になる資格を充分に持ったことを自覚したと思う。

フェデラーよりも攻撃性は少ないものの、ショットのバリエーションが多く、守備から攻撃への切り替えのうまさ、主導権を握る深いショットを狙って打てるリスクマネジメントのうまさがジョコビッチの強さだと思う。加えてナダルにも匹敵するかと思われる守備力の高さも特筆したい。


4位につけているA・マレーも同じように守備範囲においては誰にも引けを取らないばかりか、カウンターパンチャーとして逆襲の手にかけてはもっとも秀でた能力を持っている。



フェデラーは、そのバランス良くコートを速く広く展開できるテニスで男子テニスのレベルを大きく引き上げた。

その対抗として守備力の向上を他のプレーヤーが必死になって模索した結果の産物、がナダルであり、その後か同時期にナダルを手本としたかのようにサービスリターンとコートカバリングの能力の高い選手が台頭してきている。


個人的な感想をいえば、フェデラーはこの先再び王者に返り咲くことは難しいと思う。

そのレベルはすでにナダルが、そしてそれをジョコビッチは完全に超えた印象がある。

これからも勝負はフェデラーが勝つ試合があり、彼のGS最多勝記録が再び塗り替えられることを個人的にも期待しているが、ランキングを2つ上げて再びチャンピオンの座に就くのは難しいと思う。


さらに、現在そのプレイスタイルの特徴としてジョコビッチのテニスを超える選手を見つけるのが難しいと思っている。


テニスはまた世代交代の時期をむかえ、そして進化していく時期に来ていると思う。


と、まあこんなようなものを書いたのですが、PCに保存しておいても自分でそれを忘れるくらいなら公表しようとおもいまして、字数制限を無視したものを書きあげたわけです。

ブログだからついでに写真も。