弊社が制作を請け負った『映像で学ぶ校内研修教材』(発行:学事出版)のVol.3~5が完成しました。

昨年度のVol.1、Vol.2に続いて、今年度は一気に3巻分の制作。

お世話になった方々には、心より感謝申し上げます。

映像で学ぶ校内研修教材

本シリーズは、小中高校の校内研修で利用いただくことを想定した商品で、1巻ご購入いただくと、約60分の研修を2~3回実施することができます。

映像を収録したDVDのほかに、研修の進め方を記載した小冊子(「ご利用の手引き」)と、研修用のワークシートも付いていて、「研修キット」的な商品構成になっているのが特長です。

ちなみに、脚本は3巻分、今回も私が担当させていただきました。監修の吉田和夫先生、学事出版の花岡さんにお力添えいただいたおかげで、我ながら実用的な教材に仕上がったと自負しております。

撮影場所を提供くださった大智学園の方々、俳協のキャストの皆さん、本間監督をはじめとする撮影クルーの皆さんには、本当にお世話になりました。

限られた予算の中での短期間での制作にもかかわらず、これだけのものが出来たのは、優秀な制作スタッフのおかげだと思っております。

※興味のある方は、以下をご覧ください(学事出版サイト)。
http://www.gakuji.co.jp/book/978-4-7619-2085-2.html
もし、一丁の拳銃が手に入ったとしよう。
違法にせよ合法にせよ、誰もが「撃ってみたい」と思うに違いない。
別に、人や動物を撃ちたいというわけでも、何かを破壊したいと思うわけでもない。
ただ、拳銃という大いなる威力を持った武器が手元にあれば、誰だってその性能を確かめたくなるし、拳銃にはそんな魔力が宿っているように思う。

何かを持てば、それを「使ってみたくなる」というのが人間の性ならば、危ないものは持たないほうがいい。いざという時、その威力や恐ろしさをしらない者ほど、節操無くその武器を振り回し、気がつけば周囲を大混乱に陥らせてしまう。

日露戦争後、日本は海軍を中心に軍備を拡張し続けた。
いつしか、国産の戦艦を持ち、戦闘機を持ち、世界有数の軍事力を誇るようになった。
そして、満州事変を起こし、日中戦争へ突き進み、パールハーバーを攻撃した。
そのいくつかは、軍人の暴走によるものだったが、その根底には、豊富な軍事力と鍛え上げた己の身体をどこかで「使ってみたい」という心理があったのではないだろうか。

アメリカが原子爆弾を投下したのも、定期的に正義と銘打った戦争を起こすのも、そうした「使ってみたい」心理と無関係でないように思う。

日本は戦後、奇跡的な成り行きから「憲法9条」を手に入れ、戦争だけでなく、戦力の放棄を誓った。武器は持たなければ、「使ってみたい」という心理が働かないのだから、これほど慧眼な条文はない。

核兵器しかり、集団的自衛権しかり、「持たない」のが一番である。

だが、戦力を「持たない」でいられたのは戦後数年程度。まもなく、のちの自衛隊となる警察予備隊が生まれ、憲法9条とは違憲状態となった。

それでも、多くの人が戦争の悲惨な体験を覚えていたから、その解釈と運用は「憲法9条」に最大限の敬意を払いながら進めてきた。

だが、私達のような戦後生まれ世代が社会の中心を担い、その敬意が薄らいだとき、日本は非常に危うい道を歩むようになる。

今、まさにその時が来ているように思う。

多くの人が、日本は戦争なんか起こさないと思っている。でも、大正デモクラシーを生きた人たちの多くも、まさか自分の子どもが戦争に取られるとは思っていなかったのではないだろうか。
本日(4月1日)、弊社が運営するWEBサイト「教採合格ネット」が開設いたしました。

教師になりたい人、教員採用試験を受けようと考えている人を対象にした情報サイトです。


【教採合格ネット】
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