サッカーW杯決勝トーナメント。

ベスト8に進出した日本は、PK戦でドイツを下し、準決勝へ。相手はブラジル。先制されたものの、後半の終了間際に奇跡的に追いつき、試合は再びPK戦へ。

日本は1人目のキッカーが外し、1ゴールのビハインド。すると、監督が、ピッチサイドで見ていた私の所へやって来て一言。

「4人目のキッカーはお前だ。頼むぞ!」

えっ!?オ、オレ!?ど、どういうこと!?
PKなんか蹴ったことがないどころか、サッカー選手じゃないんですけど…。

なんて考えているうちに、自分の番に。スタジアムは大歓声。
右へ蹴るか、左へ蹴るか。左と見せかけて右へ蹴るか…どうしよう…あわわわわ。ちゃんと蹴れるんだろうか。どうしてこうなっちゃうの‥・だ、だれか助けて~~~~



………と、叫び声をあげようとしたところで、目が覚めた。
全身、汗びっしょり。どうやら夢だったらしい。

私の場合、こんな「疲れる夢」を見ることが多い。包丁を持った男に追いかけられたり、両手をバタバタさせながら空を飛んだり、いずれも絶体絶命の場面まで来ると目が覚める。

特に多いのが、絶対に自分とは無関係な出来事の「当事者」となってしまう夢。

これまで、空港から飛び立った飛行機をぼんやりと見つめていると、その飛行機が失速・墜落してしまい、なぜか「オレのせいだー」と頭を抱え込むという夢を3回ほど見たことがある。

今回のワールドカップの夢といい、お前は一体何様なんだと、ツッコミたくなる。きっと、自意識が過剰なんだろう。どうせ見るならもう少し楽しい夢を見たいものだ…。