弊社が事務局を務めている教員採用試験対策講座「ぷらすわん研修会」の第1クール、全8回が終了しました。
毎回30名ほどの方々にご参加いただき、金山先生、小川先生の熱心な指導のもと、熱い講義が繰り広げられ、実に充実した研修会でした。
第7回、8回の研修会では、受講者による「模擬授業」が一人ずつ行われました。果たして、その腕前とはどんなものかと思って見ていたのですが、正直なところ、そのレベルの高さに驚かされました。
よく通る声の張り、柔らかな表情、子どもへの小気味良い発問、てきぱきとした板書・・・。どの受講者の授業も、一定水準以上に達しているように見えました。

↑模擬授業の様子。皆さん、本当にExcellentでした。
もちろん、現役の先生が見れば、不十分な所も多々あるのでしょう。でも、まだ教職に就いてもいない人が、これだけの授業ができることに、受講者の方たちの並々ならぬ努力と熱意を感じました。
努力と熱意だけではありません。おそらく、この方たちの多くは、良き教師となる上での“素質”を持っているのだと思います。
しかし、彼ら彼女らも、全員が今年、採用試験に合格できるかといえば、そう簡単な話ではありません。おそらく、力がありながらも、涙をのむ方だっているでしょう。
それは資質能力の問題ではなく、競争率の問題です。倍率が下がってきているとはいえ、未だ教員採用試験の多くが“狭き門”であることに変わりはありません。
ふと、思ったのですが、これだけの逸材がしのぎを削り、厳密かつ慎重に採用選考が進められる中で、未来の「指導力不足教員」など、果たして生まれ得るのでしょうか。少なくとも、「ぷらすわん研修会」の受講者たちが、将来そうなる姿というのが、私には想像できません。
もし、そうなってしまうケースがあるとすれば、それ環境的要因、すなわち管理職や同僚教員、あるいは保護者が、そうさせてしまうんじゃないか…、そんな風に思いました。
今、学校は大変な時代を迎えています。保護者のプレッシャーは強く、子どもも多様化し、学級を経営のは容易ではありません。本会の小川先生のように、面倒見のよい先輩教員も、昔ほどいなくなっています。
そんな中で、誰も頼ることができずに孤立し、自らが見えなくなり、塞ぎこんでしまう若手教師も多いと聞きます。指導力不足教員が生まれる背景も、あるいはこのプロセスに似ているのかもしれません。
昨日、最終回が終わった後、「ぷらすわん研修会」では、講師の先生方に「感謝する会」が行われ、師弟の絆を深めると同時に、受講者の方々同士の親交を深めました。
こうしたつながりや絆は、これから教師に人たちにとって、この上なく大切なことで、本当に素晴らしい会だったと思います。
微力ながら、弊社がそのお手伝いをさせていただけたことを嬉しく思います。
毎回30名ほどの方々にご参加いただき、金山先生、小川先生の熱心な指導のもと、熱い講義が繰り広げられ、実に充実した研修会でした。
第7回、8回の研修会では、受講者による「模擬授業」が一人ずつ行われました。果たして、その腕前とはどんなものかと思って見ていたのですが、正直なところ、そのレベルの高さに驚かされました。
よく通る声の張り、柔らかな表情、子どもへの小気味良い発問、てきぱきとした板書・・・。どの受講者の授業も、一定水準以上に達しているように見えました。

↑模擬授業の様子。皆さん、本当にExcellentでした。
もちろん、現役の先生が見れば、不十分な所も多々あるのでしょう。でも、まだ教職に就いてもいない人が、これだけの授業ができることに、受講者の方たちの並々ならぬ努力と熱意を感じました。
努力と熱意だけではありません。おそらく、この方たちの多くは、良き教師となる上での“素質”を持っているのだと思います。
しかし、彼ら彼女らも、全員が今年、採用試験に合格できるかといえば、そう簡単な話ではありません。おそらく、力がありながらも、涙をのむ方だっているでしょう。
それは資質能力の問題ではなく、競争率の問題です。倍率が下がってきているとはいえ、未だ教員採用試験の多くが“狭き門”であることに変わりはありません。
ふと、思ったのですが、これだけの逸材がしのぎを削り、厳密かつ慎重に採用選考が進められる中で、未来の「指導力不足教員」など、果たして生まれ得るのでしょうか。少なくとも、「ぷらすわん研修会」の受講者たちが、将来そうなる姿というのが、私には想像できません。
もし、そうなってしまうケースがあるとすれば、それ環境的要因、すなわち管理職や同僚教員、あるいは保護者が、そうさせてしまうんじゃないか…、そんな風に思いました。
今、学校は大変な時代を迎えています。保護者のプレッシャーは強く、子どもも多様化し、学級を経営のは容易ではありません。本会の小川先生のように、面倒見のよい先輩教員も、昔ほどいなくなっています。
そんな中で、誰も頼ることができずに孤立し、自らが見えなくなり、塞ぎこんでしまう若手教師も多いと聞きます。指導力不足教員が生まれる背景も、あるいはこのプロセスに似ているのかもしれません。
昨日、最終回が終わった後、「ぷらすわん研修会」では、講師の先生方に「感謝する会」が行われ、師弟の絆を深めると同時に、受講者の方々同士の親交を深めました。
こうしたつながりや絆は、これから教師に人たちにとって、この上なく大切なことで、本当に素晴らしい会だったと思います。
微力ながら、弊社がそのお手伝いをさせていただけたことを嬉しく思います。