
私は自粛しなくてよい派!
アメブロにこんな企画があるとは知らず、初めて参加してみました。
花見や花火大会の自粛についてですが、難しい問題ではあります。被災地の人たちのことを思うと、脳天気に酒なんぞ飲んでいてよいものか・・・。そう思う人だって、いることでしょう。
私には京都に住む姉がいるのですが、「テレビで伝わってくるニュースを見ると、とてもお酒なんか飲む気になれない」と言っていました。同様の思いを抱いている人も、多いと思います。
もちろん、そんな自主的な自粛を、否定はしません。亡くなった人たちを悼み、自らの内側に悲しい気持ちがあるのなら、そんな感情を自他ともに尊重すべきです。「しけたこと言ってないで、酒でも飲んでパーッとやろうや!」なんて言う人がいたら、蹴飛ばしたくなります。
でも、自粛を他人に強要するのは、果たしてどうなのでしょう。どこぞの知事が、「今年の花見は自粛すべき」なんて言っていましたが、これを「強制」しようとすること自体、「自粛」という言葉とは矛盾しています。
「自粛」は、「自ら」が主体的に控えたり、遠慮したりするから「自粛」というのであって、他人に強制される類のものではないと思うのです。
世の中には、いろんな価値観を持っている人がいます。今回のような震災が起きると、被災者に感情移入をし、激しく落ち込む人もいれば、悲しいことは悲しいこととして「自分は何ができるか」と、割りきって考える人もいます。
中には、自分が当事者だったり、周囲に起きた出来事でなければ、悲しみの感情が湧いてこない人だっているかもしれません。
それでよいと私は思います。>皆が一律に悲しみ、同じような感情を持ち、同じような思想を持つなんてどだい無理ですし、皆がそんな画一的価値をもったら、気持ち悪いです。
「自粛」は、個人に委ねられる事柄です。「自粛」をする人も尊重すべきですし、自粛をせずに「普段どおり」やる人も、尊重すべきです。被災している人たちを傷つけたり、馬鹿にしたりするのはもってのほかですが、そうでない限り、個々人の価値観、判断に委ねるくらいの「懐の深さ」が、世の中にあってもよいのではないでしょうか。