今回の震災では、津波の被害があまりにも大きかったため、建物の倒壊等については、さほど報じられていません。でも、数は多くありませんが起こっています。東京でも、千代田区にある「九段会館」で天井が崩落し、死傷者が出ています。
ならば、震源地に近い仙台の被害はさぞかしひどかっただろう・・・と思いきや、仙台に住む親戚の話では、倒壊した建物はほとんどなかったとのこと。1978年の宮城県沖地震の教訓を生かし、建物の耐震化に力を注いできたことが身を結んだと言えるかもしれません。
一方、2008年に中国で起きた「四川大地震」では、多くの建物が倒壊し、実に7万人近い人が犠牲となりました。この地震で、特に被害が多かったのは学校です。死者・行方不明者の約2割は、倒壊した校舎の下敷きになった子どもたちだとも言われています。
日本の学校は、それほど脆くは造られていないでしょうから、同じ規模の地震が起きても、同レベルの被害が出ることはないでしょう。でも、耐震性に問題がある校舎の中には、揺れに耐え切れないものもあるかもしれません。この点は、国や教育委員会レベルでの対応を急ぐ必要があります。
今回の震災も、四川大地震も、学校の「授業時間中」に発生しました。これだけの規模の地震が起きれば、40人近い子どもを預かる担任は、たいへんです。自身が取り乱そうものなら、子どもたちはパニックに陥り、2次的な被害を生む可能性もあります。
地震発生時に、どれだけ冷静に振る舞えるかは、日ごろの「訓練」や「対策」をどれだけやっているかにかかっています。「練習は嘘をつかない」といいますが、スポーツ選手が平常心で本番に挑めるのは、確かな練習量に裏付けされる「自信」があるからなのです。
「避難訓練」は、学校として毎年数回取り組んでいることと思います。こちらは、例年決まったことを粛々と行い、「マンネリ化」している所も多いと思いますが、実践を意識したものに改良していくことが必要です。
一方で、「対策」については、担任レベルで行えることもたくさんあります。これをきちんとしておくだけでも、地震が発生したときの心持ちは、ずいぶんと違ってきます。
弊社が運営する「Teachers Online」では、担任の先生のための「地震対策チェックリスト」を掲載しておりますので、よろしければ是非ご活用ください。
【担任裁量でできる地震対策のチェックリスト】
http://www.teachers-online.jp/quake/quake02.php
ならば、震源地に近い仙台の被害はさぞかしひどかっただろう・・・と思いきや、仙台に住む親戚の話では、倒壊した建物はほとんどなかったとのこと。1978年の宮城県沖地震の教訓を生かし、建物の耐震化に力を注いできたことが身を結んだと言えるかもしれません。
一方、2008年に中国で起きた「四川大地震」では、多くの建物が倒壊し、実に7万人近い人が犠牲となりました。この地震で、特に被害が多かったのは学校です。死者・行方不明者の約2割は、倒壊した校舎の下敷きになった子どもたちだとも言われています。
日本の学校は、それほど脆くは造られていないでしょうから、同じ規模の地震が起きても、同レベルの被害が出ることはないでしょう。でも、耐震性に問題がある校舎の中には、揺れに耐え切れないものもあるかもしれません。この点は、国や教育委員会レベルでの対応を急ぐ必要があります。
今回の震災も、四川大地震も、学校の「授業時間中」に発生しました。これだけの規模の地震が起きれば、40人近い子どもを預かる担任は、たいへんです。自身が取り乱そうものなら、子どもたちはパニックに陥り、2次的な被害を生む可能性もあります。
地震発生時に、どれだけ冷静に振る舞えるかは、日ごろの「訓練」や「対策」をどれだけやっているかにかかっています。「練習は嘘をつかない」といいますが、スポーツ選手が平常心で本番に挑めるのは、確かな練習量に裏付けされる「自信」があるからなのです。
「避難訓練」は、学校として毎年数回取り組んでいることと思います。こちらは、例年決まったことを粛々と行い、「マンネリ化」している所も多いと思いますが、実践を意識したものに改良していくことが必要です。
一方で、「対策」については、担任レベルで行えることもたくさんあります。これをきちんとしておくだけでも、地震が発生したときの心持ちは、ずいぶんと違ってきます。
弊社が運営する「Teachers Online」では、担任の先生のための「地震対策チェックリスト」を掲載しておりますので、よろしければ是非ご活用ください。
【担任裁量でできる地震対策のチェックリスト】
http://www.teachers-online.jp/quake/quake02.php