10月下旬から11月上旬にかけて、仕事の合間をぬって、妻と二人でニューヨークへ行ってまいりました。
会社を作った後は、まとまった休みを取れなくなったこともあり、1週間にも及ぶ海外旅行は実に9年ぶり。
本当に久々に、羽をのばすことが出来ました。

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旅行の目的は、アーティストである妻の個展です。私は荷物持ちとして旅のお供をさせてもらいました。
おかげ様で、個展のパーティにはけっこうな数の人たちが来てくれて、絵も何点か売れて、大成功でした。

パーティでは、私も拙い英語で、来てくださった方々とお話をする機会がありましたが、その中のお一人が、こんなことをおっしゃっていました。

「私も東京に行ってみたい。とても新しくて活気のある街だから」

ニューヨークが本格的に栄えたのは、1800年代。対して、東京が「江戸」として栄えたのは1600年代。
実際には、東京の方が古い街なのですが、確かにニューヨークの街並みは「歴史」や「伝統」を感じさせます。

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考えてみれば、ニューヨークは東京のように焼け野原になったわけではなく、栄え出した当時の建物が、そのまま残っていたりして、実に風情があります。
一方の東京はといえば、ほとんど建物は戦後に建てられたもので、近代的な印象があります。

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考えて見れば、かのエンパイアステートビルが建てられたのは1930年代。
今から80年も前に東京タワーよりもはるかに高いビルを造る技術を持ちあわせていたのですから、スゴイですよね。

私たちは築30年とか40年とか聞くと、「古い」と感じますが、ニューヨークには築100年以上の「現役」も少なくありません。
ヨーロッパに行けば、築数百年の建物も多数あります。
私たちはもう少し、街づくりや生活の価値観を変える必要があるのかもしれませんね。