今から6年ほど前、私より7つほど年下のAD(アシスタントディレクター)くんに、「佐藤さんは、なんでスーツなんか着るんですか?」と言われたことがありました。
当時、私は毎日スーツを着ていたわけではありませんが、特定の取引先を訪問する際は、スーツを着用するようにしていました。週に1~2回程度のことです。
私は答えに窮しました。「なぜ?」と言われて、きちんと答えられるほど、その行為のことを深く考えたこともありませんし、考えてもこれといった正論は浮かびません。せいぜい「訪問先の相手が着ているから」という程度です。
そのADくん曰く「スーツを切る意味が分からない。それを着ていようがいまいが、仕事には何の関係もない」とのこと。まったくもって、その通りだと思います。スーツを着ているからといって、いい原稿が書けるわけでも、いい企画が思い浮かぶわけでもありません。
とはいえ、世の中では少なからず人を「外見」で見る人がいます。例えば、不動産屋に小汚い格好で行くといい部屋を案内してもらえなかったり、ボサボサの頭で面接に行くと採用してもらえなかったりというケースは、珍しくないでしょう。
理想はすべての人が「外見」による判断をかなぐり捨てることです。でも、それは難しいでしょう。どんな場面においても、人は「見た目」の影響を少なからず受けています。
以前、私の姉が「あんた、社長ならもう少し高級な時計をしなさい。取引相手は、時計を見るのよ」と言ったことがありました。それも、ある種の正論だと思います。
もちろん、社長にせよ作家にせよアーティストにせよ、「大家」と呼ばれるほどになれば、素っ裸でもない限り、人は慕ってくれることでしょう。でも、もし私が同じことをしたら、不快感を与えるだけです。
でも、「スーツを着ない」というポリシーが相手にきちんと伝われば・・・
…なんだか面倒くさくなってきました。とりあえず私は、これまで通り、必要に応じてスーツを着ることにします。そんなことで悩んでいること自体、時間の無駄のような気がするので・・・。
当時、私は毎日スーツを着ていたわけではありませんが、特定の取引先を訪問する際は、スーツを着用するようにしていました。週に1~2回程度のことです。
私は答えに窮しました。「なぜ?」と言われて、きちんと答えられるほど、その行為のことを深く考えたこともありませんし、考えてもこれといった正論は浮かびません。せいぜい「訪問先の相手が着ているから」という程度です。
そのADくん曰く「スーツを切る意味が分からない。それを着ていようがいまいが、仕事には何の関係もない」とのこと。まったくもって、その通りだと思います。スーツを着ているからといって、いい原稿が書けるわけでも、いい企画が思い浮かぶわけでもありません。
とはいえ、世の中では少なからず人を「外見」で見る人がいます。例えば、不動産屋に小汚い格好で行くといい部屋を案内してもらえなかったり、ボサボサの頭で面接に行くと採用してもらえなかったりというケースは、珍しくないでしょう。
理想はすべての人が「外見」による判断をかなぐり捨てることです。でも、それは難しいでしょう。どんな場面においても、人は「見た目」の影響を少なからず受けています。
以前、私の姉が「あんた、社長ならもう少し高級な時計をしなさい。取引相手は、時計を見るのよ」と言ったことがありました。それも、ある種の正論だと思います。
もちろん、社長にせよ作家にせよアーティストにせよ、「大家」と呼ばれるほどになれば、素っ裸でもない限り、人は慕ってくれることでしょう。でも、もし私が同じことをしたら、不快感を与えるだけです。
でも、「スーツを着ない」というポリシーが相手にきちんと伝われば・・・
…なんだか面倒くさくなってきました。とりあえず私は、これまで通り、必要に応じてスーツを着ることにします。そんなことで悩んでいること自体、時間の無駄のような気がするので・・・。