いけるよ | 『束の間の休息』 ~a short break~

いけるよ


また どうしても
彼に 会いたくなって
彼にメール。

『その日は 用事で でかけなあかんねん』

その時は
『わかった。頑張ってねニコニコ

とだけ 返信。


でも 2日後 やっぱり
会いたくなった私は

明日ちょっとでも 空いてる時間ない?
だって さみしいやんガーン

って送信。

その日は 返事がなかったんやけど

どんなに 遅くなっても 必ず返事はくれる彼やから 待ってた。

次の日、いつ彼から
メールがきてもいいようにスタンバイ。

もしかしたら
『今日はあかんいうたやろ』
かもしれへん

でも
『いけるよ』 って 言ってくれるかもしんない…

刻々と 時間だけが
すぎていった…

午後2時、今日は もう無理かな…って 半分あきらめかけた時

彼からの メール

恐る恐る 覗いてみたら

『いけるよ』


嬉しい時って ほんとに 飛び上がれるもんなんや
抑えきれない思いで
ブーツを はいてた瞬間…

カチャ

ん?カチャ?まさか…


だんなが 帰宅…

『どこ行くん』

『ヒマやし…ぶらっと‥』

いけないこと重ねてきておきながら

私は ウソをつくのが 苦手だ。
とっさのウソなんか もっての他だ…

複数な思いのまま
彼の元へ…

いつものように
話をして‥

時間だけ あっというまに すぎていく‥

こどもからも 何度も 電話が かかった。

これ以上無理だ…

彼に 帰るね‥って 告げた後 やっぱり 私は 彼に 抱きついた

『抱いて』

大好きな人に抱いてほしかった。

妻、母 の前に 私は 彼の前では 女でいたい。

彼女がいても 受け入れてくれる彼…

今のままでいい。
私が 彼を好きなんだから…