年頭の箱根駅伝では毎年、勇気と感動をもらっています。
この日の為にどんなに辛くて苦しい練習をしてきたのだろう。
私もこの一年、慣れや惰性を排して無限の向上の道を生徒さんと共々に歩んでいきたい。

さて、本日新年初レッスン。午前の部では、

小学校の合奏で、ピアノに立候補した○○さん。


ピアノは高学年から習い始めてまだ1年も経っておらず、ステージ経験もありません。


本日レッスンでは、譜面を正しく読み取り、テンポも揺れずに、難しいパッセージもしっかり弾けていて、

これまでに経験したことのない難しい譜面であるはずなのに、

無理だと逃げ出すことも出来たかもしれないのに、

この冬休み、どれほどの努力を費やしたのだろう、自分に負けずにどれだけ頑張ったのだろうと、

演奏を聞きながら込み上げてくるものがありました。


ピアノは楽譜を目で追いながら、

指先に体重を乗せて打鍵した音を自分の耳で

コントロールし

両手を使って演奏するので、視覚と頭脳で理解したことを指先につなげていくことが、幼い頃から弾いている人と違って小学校高学年〜大人になってから始める方にとっては関門となります。


が、○○さんは、何とも性格が良い、素直で礼儀正しい、何事もやり抜く根性があり毎回のレッスンでは、私の言うことを真剣に、集中して聞いて、言われたことが出来るようになりたいと、くらいついてくれるので、レッスン終了後はいつもくたくたになるそうです。


テクニックを身につけてほしいのでフレーズを反復させたり、同じ箇所をしつこくレッスンすることもありますが、そのような時に○○さんのように、負けじ魂燃やしてくらいついてくれるのか、


すぐにシュンと落ち込み涙目になったり、

疲れたー、やりたくないー、と駄々をこねるのか‥

縁する生徒さんたちには、ピアノを通じて強き心と強き頭脳を作り上げながら、習わせてくれる保護者の方への感謝の気持ちを忘れずに、変化変化の厳しい現実社会をたくましく成長していってほしいと願っています。

本年も楽しくピアノに向き合いながら、目の前の課題に粘り強く取り組み、音楽と共に豊かな人生を築いていきましょう。