もうすぐ夫の誕生日がやって来る。
夫は早生まれの年男。そう、還暦なのである。
赤いちゃんちゃんこを着る時代でもなくなったが、何かお祝いしてあげなくていいものか…![]()
というのも、今我が家は節約生活の真っ最中である。
タイの旅費や買い付けにお金を費やしたため、しばらくは節約しようと夫婦で決めていた。
ゆえにあらかじめ、一切の行事モノ、クリスマスやバレンタイン、お互いの誕生日もお祝いやプレゼントは無しで行こうと話し合っていたのである。
しかしだ。タイの仕入れ仲間のFaceBookを観ていると、知人のHさんが誕生月ということもあり、誕生日会を開いている画像がアップされていた。
タイの『焼肉○○』というお店で、カルビやサガリなど、いかにも美味しそうなお肉がお皿に乗って、アップされているではないか。Hさんも、ニコニコ美味しそうに食べている。
夫が「なんだか焼肉食べたくなったな~」私も「そういえば、しばらく食べてないね~、おごろうか?誕生日に食べに行くのはどう?」一瞬、心が動いた様子の夫が、しばらくして、
「そのお金、次のタイにとっておいたら?」と言ってきた。
こう言われると、『確かに仰る通り』と私の心もぐらつく。
節約節約とは言っても、この間、お寿司屋さんへ行ってお寿司をたらふく食べて来たばかり。
しかも夫のおごりだ...
私達夫婦は、若くはないので、『爪に灯をともすような生活はしたくないね』とも思っている。
そのため、お互いにどうしても甘くなるのである。
そしてこのブログを書いている現在もどうしたものかと迷い中である。
節約といえば、外食などせずに、毎日コツコツ三食作るのが一番である。
ここで、一つの疑問が湧いた。
タイに住んでいる日本人って自炊はしてるの???
タイに4年住んでいるSさんは、この前、日本で炊飯ジャーを購入したと聞いている。
ということは、日本のお米を炊きながら、自炊生活を送っているのだろうか。
この前、テレビで出張から一時帰国のサラリーマンが、業務スーパーで、日本食をどっさり買い込んでいるのを見た。キャリーバッグに詰めて、タイに持っていくそうである。
Sさんも、タイで和食を作っているのかなあ…。水道水が使えない国で...?
夫が「タイは屋台も多いから、タイに住む人はみんな自炊なんかしないんじゃないの」
そう言われれば、そんな気も…。
ネットで、とある記事をみつけた。『自炊よりも遥かに安い、タイの外食事情』
タイ在住20年のライターさんが連載している記事だ。
『バンコクの中流以下のタイ人が暮らすようなアパートにはそもそもキッチンなどがない』
ええええ
それは思いもよらなかった…。
そういった部屋の場合、申し訳程度の冷蔵庫が付いているだけだそうだ。
そもそも、常夏の国なので外気温との差が大きいため、食材を保存していてもドアを開けるたびに中の冷気が逃げて温度がリセットされてしまう。
多めに食材を保存しておけばおくほど使い切らないうちに腐ってしまう確率が高くなる。
扉を開けなければいいのだけれど、暑いがゆえに冷たい飲み物を欲してしまう。
それで、冷蔵庫のすべての冷気を逃がすことになって、あっという間に食材がダメになってしまうそうだ。
また、なによりタイ人は1食の量が非常に少ないそうである。
その代わり、タイ人は間食が多く、これは医学的には効率的な栄養摂取方法ではあるものの、冷蔵庫を使うほどではないということになるらしい。
私もこれには思わず頷いた。
タイ人は小さくて華奢という印象を持ったからである。
通りを歩く人も、電車で見るタイ人も、大体骨の作りが華奢で、背も低く、顔が小さかった。
もちろん、そうじゃない人もいるのだが、総体的な印象である。
また、タイには屋台文化が根付いている。
タイは極端に言えば、人がいなくても屋台があるくらい、どこでも食べ物を買うことができる。
実際に私も、昼間に屋台でパック詰めの料理を購入している人達を見てきた。
タイ語の挨拶『サワッディー』には『こんにちは』といった意味合いがあるが、これは近代になって作られた造語だそう。
それ以前、というか田舎の方だと今も「ご飯食べた?」といった言葉が挨拶だとされてきたそうである。へええええ![]()
タイ人にとって、同時にすべての人々のタイ生活において屋台は必要不可欠なものであり、これも一つの文化である、ということであった。
ただ、この20年で、屋台の料理は値が上がったそうだ。
2000年代初頭は屋台といえばせいぜい1皿が25バーツ、安いところでは20バーツだったが、この20年で2~3倍も上がったそうである。
これは食材諸々の値段が上がっているわけなので、自炊であっても変わらない。
大家族などある程度人数が揃わないと、自炊は屋台よりも高くつくそうだ。
国が変われば、節約生活もまた、変わるのである。夫「ふ~~ん、そうなの?」![]()

