享年17年。

生まれは東京都三鷹。生まれて間もない頃に私と母でもらいにいった。私が留学するまでは毎晩共に寝た。

臆病だけど、散歩好きで、天気の良い日ほよく一緒に出かけた。
 
平和とは言えない我が家の歴史をじっと見てきた猫。

どんな思いで我が家のゴタゴタを見てきたのだろうか。

昨年の2011年 3月 11日も自宅でたった1人で過ごしてた。あの夜は何度呼んでも出てこなくて、地震の為に玄関や窓が開いて閉まっていたため、外に出てしまったかと思っていた。

ところが、二階の隅で恐怖で声も出せずいたらしく、夜になってようやく一階に降りてきた。しばらく声も出せず、ご飯も食べれず、尻尾をお腹のほうに丸めて震えていた。

それからほぼ一年後、乳腺腫が見つかり、人間でいうと90才という高齢ではあるが、血液検査では手術に耐えれるとのことで、悪性であり進行が早いため、手術に踏み切った。

成功はしたが、今日午後3時頃から嘔吐をし、衰弱していきそのまま逝去。

私、母、姉、号泣。

甥っ子もやっと、イビーと呼べはようになったのに。

手術しなければもっと長生きできたのか。。思うことはたくさんある。

でも何よりも伝えたいのは、我が家にきてくれて本当にありがとうということ。皆、大好きで、これからも家族の一員であることには変わりないよ。

安らかに眠ってね。



最後に撮った写真。先週の日曜日。