世界情勢・国際情勢解説 <石油・エネルギー情勢、ヘッジファンド・投資銀行動向、ニュース解説> -2ページ目

世界情勢・国際情勢解説 <石油・エネルギー情勢、ヘッジファンド・投資銀行動向、ニュース解説>

当方はヘッジファンドの現役ディーラー。他のヘッジファンド・ディーラーや投資銀行のディーラーたちともリンクするマーケット・サイトから、世界情勢を解説する総合サイトへ脱皮。

『戦い』(ロマンスの行方・3」から) (←Dの発布した 『神の誤算・2』 や 『Z-4の追憶』、『ロマンスの行方・3』 など、伝説的文書の数々に掲載されてきた写真…ではなく絵。『衝動的戦い』。これで「覚醒しないやつは人間じゃない」と叫ぶ我々のそれも、「衝動」)


報道規制された国際情勢、政・財界の真相を知りたければ、

世界情勢 ・ 買収技術 ・ デリバティブ (騎士たちのデジャ・ヴのブログ版)

(↑↑クリックで見れます。もちろん無料)をどうぞ。
初期の、恐怖を感じるほど精密なストラテジー、後期の偉大なコトバの数々、報道規制された世界情勢の暗部をリーク!

もちろん大手ヘッジファンド・キング「D」のサイト。世界最強の男たちがどんな価値観なのか、理解できる。

データ初期化、頻繁な引越しなどで大手サイトであることを秘匿、提携・広告などはすべて断られる。

テレビから週刊誌まで、報道機関の話題は投資銀行一色。そんな中で、

現役の投資銀行ディーラーの知人が運営する 投資銀行ディーラーの情報交換ルーム
は、市場解析の勉強になります。

クォンタムなファントム ~投資銀行ディーラーの見解と解釈~

も、同じ主催者です。もちろん前身は、ディーラー間の情報交換場として有名な、あの大手メルマガ。すべて同じ主催者で、投資銀行・証券業界の顔役。金融機関別、投資銀行のスタンスや、ファンダメンタルの独特な解析手法なども学べます。


今、経営者やディーラーの間で話題となっている最新経営技術として、ブランディング・テクニックとオペレーション・テクニックがあります。それを学べる場所は無に等しいといえます。

ブランド時計じかけのオレンジ が最善です。

内容はかなり難解。このサイトを勝手にリンクに貼っているサイトの多くは、 「意味不明なクール・サイト」 と説明していますが、何度も読んでいれば確実に理解できます。

国際情勢に疎い、または「全部知ってるのに情報を発信できないルール」の外務省。

笑いたい人は、外務省の世界情勢ページ をどうぞ。

もっと知っているのに、もっと発信するわけにはいかないNGO団体。

もう少し笑いたい人は、NGOの世界情勢ページ もそうぞ (←ここは所々にクリック募金をトラップのように仕掛けてあるので注意して下さい)。

一般の報道機関から情報をピックアップしているサイトの中では、世界情勢・海外ニュースの読み方 、と、国際情勢の分析と予測 が、最近の優良認定サイト。


『黒衣の使者』(「ロマンスの行方・1」から)
(↑↑Dの発布した 『After The Big Days』 や 『ロマンスの行方・1』、『黒衣の使者の使命』 に掲載された、『黒衣の使者』 の写真…ではなく絵。キングとは違う、直接的な恐怖をまとう 「黒衣の使者たち」。彼らは特別な能力を持ち、世界を心の底から軽蔑している。だからこそ、キングとは違った意味で、容赦しない。キングのコトバを各地のナイトに伝達し、威圧的マントだけで市場を震え上がらせ、弱者を駆逐する! 初めて彼らに近づいたときに必ず思う事、それは 「味方でよかった!!」 という運命的事実。部外者は、黒衣の使者を語るなかれ。彼らは遠くからでも聞こえる。「映画『ロード・オブ・ザ・リング』のナズグル」、と投資銀行ディーラーは言うが、もっと全然怖い。もちろん使者たちの許可を得て掲載してます)

1881年、ジョン・D・ロックフェラーは、スタンダードオイルとその配下39社を合併してスタンダードオイル・トラスト(現エクソンモービル)を結成した。同じ頃、ドイツでは、バイエル、BASF、ヘキスト(今なお大手の化学メーカー)が染料や医薬品の低価格化を進めていた。
 最近でも、企業の再編、統合と称してこのような組織がいたずらに富を消費し、改革の足を引っ張ってると攻撃されがちだが、過去100年間にわたって(世界は一つと言われだした時から)、このような組織が各工業国の経済発展と社会改革の核として機能しているのは事実である!
 第一次世界大戦前のヨーロッパにおいてドイツが最強の工業国となったのも、アメリカが20年代から60年代にかけて世界一生産性の高い国になったのも、またそれ以降において日本が潤ったのもすべて、大多数の経営者がこの論理に従って行動した結果であるはずです。

ちなみに経営者企業とは=階層構造のなかで給料をもらってるマネージャーらが事業を運営したり、投資の意思決定を下したりしている企業のことです

 日本のおいても企業買収が盛んになっている昨今、この経営者企業の誕生とその成長に関する論理は今後益々無視することはできないはず!

以前にも投稿しましたが、スティールによるサッポロに対してのM&Aの話題が最近めっきり減ってきました。スティールからしてみれば、サッポロが早くホワイトナイトをだしてきてくれる事を待ち望んでいるのでしょう!しかし、なかなか現れませんねえ。。。保有不動産の時価だけでも3000億円以上あるのにたいして、スティールの買収総額は1500億円程度の見込み!2000億円もあればできる買い物です。サッポロにしてもいくつかのシナリオはあるだろうが、今の所は時間稼ぎのようです。


こうした最近のヘッジ・ファンドによる買収のニュースが取り上げられる中で、先月私のところに某テレビ局の人間から取材がありました。まあ、ある個人を特定して私のところにたどり着いてきたわけではなさそうなので取りあえず引き受けました。「報道の人間」ということで少しワクワクもしましたが、取材を受けて私が思うに日本のマスコミというのはヘッジファンドについて本当に何も知らないようです!その時聞かれたことは忘れてしまいましたが(I君ごめんねべーっだ!)、ある週刊誌で前述のスティールのことにふれ、日本事務所に取材のアポをいれようとしたらしいが、電話を受けたおねえちゃんに「うちはヘッジファンドですから」と一蹴されてしまったとその週刊誌に綴っていました。おそらく一般企業のように机を並べて仕事をしているように思われたのかな?ディーリングは地球の裏からでもできるし、オペレーションは刑務所の中からでもできます。朝礼とかもありません!ちなみに、こういうブログとか更新する時は「まんが喫茶」も使います。何処にいようがやらなきゃいけない事をやるだけです!


それで、我々のボスは何処にいるかって?今は・・・・・空。。かな?




米新興取引所ICE、シカゴ商取に買収提案――99億ドル、CME合併案に対抗。
                                                   2007/03/16, 日本 経済新聞 朝刊

 このニュースを受けて3日後の19日には、ロイターがCBOTの親会社であるCBOTホールディングスの取締役会がICEと交渉に入ることを発表した。

CBOTは二〇〇六年十月にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と合併することで合意しており、ICEの提案は対抗買収になる。

インターコンチネンタル取引所(ICE)

アトランタに本 拠を置く立会場を持たない新興の電子取引所。昨年二月に原油先物を上場、半年足らずで市場シェアの三割を握るなど事業を急拡大している。

シカゴ商品取引所(CBOT)

一八四八年設立の世界最古の先物取引所。規模はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に次ぐ米国二位。小麦、トウモロコシなど農産物先物に強みを持つが、上場商品の中心は株式指数などの金融商品。昨年八月、穀物先物取引を一部電子化した。

ICEの提示金額はCMEより1割強多い99億ドルだが、CBOT側は昨年十月のCMEとの合併基本合意の柱は決済システムの共有・拡大が主柱であるが、電子取引主体のICEの決済システムにも興味が出たとしか思えない!

一応CBOTは4月4日に株主の投票を予定しているらしい。



 




3月19日、蘭ABNアムロと英バークレイズは合併に向けて独占的な「予備的交渉」を行っていることを確認。写真はABNアムロのグローニンク会長。昨年1月撮影(2007年 ロイター/Toussaint kluiters)



一昨日の日経や読売なんかでも報道されてましたが、とうとうバークレイズが名乗りを上げてきました。2,3年前からアムロに対してはバンク・オブ・アメリカやシティーなんかが触手をのばしてたらしいが、もともとホワイトナイトとして英国のヘッジ・ファンドが入っておりなかなか話が前に進んでいないのが現状!ただ、もしこの買収が成功すれば800億ポンド(18兆円)の時価総額になり、HSBCに肩を並べるあたりまで接近!今後のバークレイズの手腕に注目したいところです。


 投資家バイアスと言う言葉があります。これは投資家の認識と行動が合理的でなく、誤りに偏り、繰り返される傾向のことをいいます。特に個人投資家にはこれが強く、このためなかなか利益があげられないといわれていますね!

 今回の株安に関しても当てはまるところがありますが、私が思ったよりも以外に早くこのバイアスのピークにたっしてるように感じます。分かりやすい指標で一つあげれば、日経平均の取り組み高が一つにあります。先週の2日がおそらくピークでしょう!チャートディーリングのみに偏ってる方でも16,000円前後の攻防ぐらいは覚悟してるでしょうから!


 ただ、個別(特に大型株)は上記の判断でもそう大怪我はないと思うが、気をつけなければいけないのは日経平均225のような単純平均株価は現状のようにボラが高い状態の時はプロはやりたい放題だということ!


 通常、シカゴボードあたりでこの辺からガツガツいくのは百戦錬磨のディーラーでも度胸がいるが、日経平均は別!片張り投資家の正念場は今週が山場かな????


 

 

 日経平均のボラバイは週末のシカゴから解消の方向に向かいます!ゴールドキャリーは継続中!



                                                      









本日の日経平均は2000年5月以来、約6年9カ月ぶりに700円を超える大幅な下げ幅を記録した。終値は515円安の1万7604円。一方債権市場では、株価の大幅下落を受けて景気先行き不安感が台頭し、長期金利の指標となる新発10年国債の流通利回りは一時前日比0.045%低下(債券価格は上昇)の1.590%まで下がった。これは昨年12月27日以来の低水準。

短期金融市場では株安と月末要因が重なり、資金の出し手が慎重になったため、短期金利は日銀の誘導目標の0.5%を大幅に上回る0.7%台後半まで上昇した。これを受け、日銀は臨時のオペレーション(公開市場操作)を実施し、定例オペと合わせて2兆2000億円を市場に供給した。臨時の供給オペは昨年8月14日の首都圏停電時以来、約6カ月ぶり。

 市場は現FRB議長のバーナンキより前FRB議長のグリーンスパンとの対話を望んでいるようですが、まあ、こういう歪んだ状態はそう長くはつづかないでしょう!ただ、ここ10数年間でみても確かに円キャリーが膨らみすぎたのは事実であり、それを解消するために、単に利上げをしていくというのはオーバーキルを誘発し海外経済を助けるような格好になりかねない。しかし、利上げはしなければいけない。実際ここ数日でかなりの円キャリーが解消されてるのはじじつである。

 プロは、誰よりも早く歪みを見つけ、とりにいきます。キャリーは円だけではありませんから!


金リースレート







本日のロイターによると、早期の利上げはないとみた投資家による劣後債の需要が急速に伸びてるらしい!劣後債は例年、期末が近づくと自己資本比率の向上を目的に発行が増える傾向があるが、 今年はさらに多いという。2006年2、3月の発行総額1030億円に対し今年は2月だけで1545億円に達している。

地銀が活発に劣後債を発行しているのは、生き残り競争を背景とした地銀業界の再編が 根底にある。債権者への支払い順位が低くハイリスク・ハイリターンな劣後債は株式に近 い性格を持ち、実際に自己資本の一部として認められるため、少しでも自己資本比率を高 め、再編で有利に立とうとする地銀にとって有効な自己資本増強手段となっている。ハイ リスクであるため、本来なら高い金利を払わねばならないが、低金利の環境が続いている ため低コストでの発行が可能な状況だ。地銀の劣後債は、期間10年だが、5年後に期限前償還条項が付されている実質5年債 がほとんどで、一部に期限を定めていない永久債もある。期限前償還条項付劣後債の利率は、当初5年が固定金利で、以降が円LIBORに一定の利回りを加えた変動金利となる。 地銀が発行してきた劣後債は、残存期間で5年を割ると、BIS(国際決済銀行)の自己 資本比率規制で自己資本にカウントできる金額が毎年20%ずつ減るため、新たな発行需要を生む。

 つまり、劣後債で集めたお金に更に金利をのっけて貸し出して、その鞘をぬいて稼ぐという仕組みなわけですね!







時事通信によると、米国立公文書館で発見された旧日本海軍の発信用暗号書が今週日本で復刻出版される。暗号書の原本は存在しないといわれていたが、米側が大戦中に入手し、保管していたらしい!米国がどいうタイミングでこの存在を明らかにしたのかは定かではないが、手にとって拝読してみたい一冊です。