経営者企業の論理 | 世界情勢・国際情勢解説 <石油・エネルギー情勢、ヘッジファンド・投資銀行動向、ニュース解説>

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1881年、ジョン・D・ロックフェラーは、スタンダードオイルとその配下39社を合併してスタンダードオイル・トラスト(現エクソンモービル)を結成した。同じ頃、ドイツでは、バイエル、BASF、ヘキスト(今なお大手の化学メーカー)が染料や医薬品の低価格化を進めていた。
 最近でも、企業の再編、統合と称してこのような組織がいたずらに富を消費し、改革の足を引っ張ってると攻撃されがちだが、過去100年間にわたって(世界は一つと言われだした時から)、このような組織が各工業国の経済発展と社会改革の核として機能しているのは事実である!
 第一次世界大戦前のヨーロッパにおいてドイツが最強の工業国となったのも、アメリカが20年代から60年代にかけて世界一生産性の高い国になったのも、またそれ以降において日本が潤ったのもすべて、大多数の経営者がこの論理に従って行動した結果であるはずです。

ちなみに経営者企業とは=階層構造のなかで給料をもらってるマネージャーらが事業を運営したり、投資の意思決定を下したりしている企業のことです

 日本のおいても企業買収が盛んになっている昨今、この経営者企業の誕生とその成長に関する論理は今後益々無視することはできないはず!