作業所の目指しているものと、当事者の目指していること、従業員の目指していることって違うところもあると思う。

 

結局この学歴を必要とする世間で、作業所上がりという肩書きでは通用しないってこと。作業所上がりvs学歴上がり。どちらが一般的かって。

一般の会社自体がそもそも、作業所なんて場所を知らないのが普通だし、その作業所に分類があることなんてことも普通は知られていない。

一般レベルでは、老人ホームが福祉のイメージだから。あとは、精神病棟くらいしか聞き馴染みがないと思う。

 

結局作業所の当事者に課せられていることって、社会に属するか、寄生するかっていう問いで、ただでさえ逼迫する福祉をどう軽減させていくかっていう視点を当事者に求めているってこと。それが社会のニーズなの。

 

結局、機械に代替できる前時代的な内職しかしたことがなかったり、それしか出来ない当事者は、目に見える能力値として、一般の世界には行きづらいっていうのが正直なところかと思う。

 

作業所側としては、社会通念を身につけさせているっていう言い分だろうけど、一般の世界で要求されるのは能力値の面だから。

 

結局、作業所の中と外の違いっていうギャップが出来て、そこで出戻りってなる。従業員や施設側はそれで良しとするだろうけど、その出戻りってやっぱり大恥でもあるから。当事者にとっても。

 

それじゃあ公費を食い潰すからそういう施設(作業所は福祉施設っていう位置付け)が無くなればいいっていうのが普通の人の考えだろうけど。

真面目に当事者の行き場なくなるよ。

 

普通の人からすれば、福祉費用かかり過ぎって思うけど、そこの従業員さんのお給料さえもひどすぎると言われている中でさ。

当事者さんに良い環境作りなんてあり得ないでしょ。

 

公費は有限だから、誰かが得して誰かが損するっていうシステムな訳。それだから福祉ももちろんそうだし。

 

福祉の中でだって、いわゆる「得する障害の方」がいて、そうじゃない方もいてってところ。

もちろん人それぞれだけど。

障害者同士でも、フェアじゃない、対等に扱われないみたいな疑問を持つ人っているし、だからと言って「みんな同じじゃない」から、同じにも扱えない。

矛盾する二面性があるってこと。

 

結局これからの時代、一般の世界では外国人とも戦える、しのぎを削れる必要があって、そこに障害者が入って行けるかってこともある。あっちは健常者だし、そもそも。

もちろん、日本の障害者の事情とか作業所なんてことも知らない人達。

たとえ片言でも、二ヶ国分かる人と、やっと一ヶ国語使っている人との戦い。おまけに上手く育てれば、本国とのパイプ役にもなれる外国人。

いわゆる外国人がいくらでもビジネスチャンスを秘めている反面、障がい者はお金がかかるだけだから。

 

自分の意思で海外の方は、いざとなったら戻れる場所もある、行ける場所もあるって思う人もいるし。戻れる事情の本国じゃないとか言う人もいるけどさ。

自分の意思で来て、本国の立て直しとか、そういうビジョンもある訳でしょう。要するにビッグなの。

 

障害者の日本人が戦える相手じゃないし、長く住む外国の方も何かの契機や時間を経て福祉を受けるようにもなるから。

そんな中、障害者なんていられる場所はないよ、将来的には。

 

障害者の場合、訓練か労働か、その二択しかないからさ。作業所は労働ではないから。技能実習生とかのほうがまだましだよ。両方の重複としてみられるし、社会的にも理解や認知もあるし。あと、こんな話を持ち出すのも場違いかもしれないけど、受刑者の社会復帰のほうが実際的だし。

 

障害者ってやっぱりおしまいかと思うよ。精神病院みたいな場所が行き着く先っていうのは異論はないかもしれない。身寄りもなく、先もなくなればさ。