今日は
デコケーキ通販の鈴木です。
ケーキ職人の道を歩み始め
職人としての道にめり込むほど
お客様の笑顔を見たい!
美味しかったと声を掛けられたい
そんな思いが
日増しに強くなってきました。
これは
食にたずさわる道を選んだ者の
当然の成行ではないでしょうか?
美食への飽くなき探求は
ケーキに於いては
・美味しい生クリーム
・鮮度の良い国産苺
・食感の良いスポンジケーキ
の組み合わせが一番だと
僕は思っています。
そのため
これらの材料の話になると
目の色が変わって
つい追い求めてしまいます。
通販を始めるとき
一番気をつかったのが
「美味しいケーキ」を
お届けする事でした。
そのため、材料については
自分なりに納得出来るラインが
そろうまでこだわり続けたんですが
一つだけ手に入らない物が
ありました。
それが
「苺」だったんです。
美味しい苺を揃えることは
クリアできたんですが
苺は、果物の中で
唯一
冷凍に弱い果物なんです。
というのも
苺を冷凍して
解凍した場合
元の状態には戻りません。
ドリップと言って
果肉と果汁が分離し
新鮮な苺とは
味も姿も異質な物に
なってしまうのです。
苺の品種によっては
溶けてしまう場合があるのです。
苺のケーキの最高峰を
目指していた私には
ここのところをどの様に
クリアするか
最大の難関でした。
苺には、
特にこだわっていたので
以前から
地元では有名な苺農家と
契約していました。
彼とは同級生で
苺のことなら
何でも教えてくれます。
彼の家に何度も足を運び
相談した結果
品種によっては
ケーキのサンドに使用する分には
問題無いだろう
ただし
品種は限られてくる。
と言うことで、
さっそく
仕入をサンドに適した品種に
切替えました。
と言うことで
サンドまではなんとか
クリアできたんですが
問題は飾りです。
通販では
生の苺をケーキに飾り
苺のケーキとして販売して居る
ケーキ屋さんがたくさん有ります。
でも、
型崩れ、トリップの問題を
クリアしていないので、
解凍後、サンプル写真とは
似ても似つかぬ形になります。

当店の比較的冷凍に強い
品種でさえ

当店が飾りに苺を使用しない理由が
こうゆう事なんです。
デコケーキは、
感動を伝える中心が
イラストだったりプリント写真です。
フルーツは添え物ですので、
苺抜きで表現出来るのではと
言う事でスタートしたのが
隠れた事情です。
実は、苺の冷凍は
出来ないわけではありません。
有る手順を踏めば
可能なんですが、
その冷凍機器の価格が
半端な金額ではありません
通販に耐えられる量を瞬間冷凍する
能力を備えている物で
当時、土地付の新店舗が
一軒建てられる程の
価格がしました。
そんなわけで
現在でも食品用では
出回っていないと思います。
もし将来
その冷凍機器が手に入る
ようになったら、
真っ先に、
美味しい苺を
贅沢に使った苺ケーキを
全国にお届けするのが
僕の夢でもあるのです。
PS
近年、
苺の冷凍ケーキは目覚ましい
発達を遂げています。
コンビニを中心に
冷凍の苺ケーキが相次いで
販売されています。
中には特許を取って
苺のケーキ販売に乗り込んでいる
ショップも見受けられます。
冷凍の苺ケーキの価値は
それだけ加熱している
と言う事になります。
同級生の苺農家に訪ねると
生苺を冷凍するには
ナパージュジャムなど物理的な
処置をしないとあり得ない。
と話していました。
つまり
解凍された状態が
生苺と変わらない食感を
表現するには
現在のところ
食品用スーパー急速冷凍の出現を
待つしか方法が無いようです。
苺のケーキの価値は
苺の生の食感にあります。
僕には
手を加えて
苺のケーキと称して
提供する気にはなりません。
本命の冷凍庫の出現が
本当に待ちどおしいです。
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