消費者心理とマーケティング-購買前の情報の探索No6(エグゼクティブ・サマリー)-
消費者心理とマーケティング-購買前の情報の探索(Information search)No6(エグゼクティブ・サマリー)-として個人的特徴と情報探索の関係を取り上げます。消費者は商品を購買する際に情報の探索を行うことで購買意図を形成します。情報探索の程度は個人差があります。
忙しい方用に、エグゼクティブ・サマリー(参照文献などは本編に載せます)を別途記述しています。そして、本編に関しては記述が終わり次第更新します。
《エグゼクティブ・サマリー》
1.購買前(Pre-purchase)の情報の探索(Information search)
消費者は商品を購買する際に情報の探索を行うことで購買意図を形成します。
2.情報探索の種類
(1)内部探索(Internal search)
・過去の消費経験など記憶からの情報の探索
(2)外部探索(External search)
・マスメディアや口コミなど記憶以外の情報源からの情報の探索
3.順序
初めに(1)内部探索(Internal search)、不十分な場合は、(2)外部探索(External search)
4.外部探索(External search)の頻度
外部探索(External search)を行うことは消費者の時間や労力などを消費しますので、内部探索(Internal search)で充分なときは内部探索で済ます傾向にあります。
5.情報探索の程度と個人差
(1)情報探索に対する態度
情報探索することが得意で好きなタイプと好きでないタイプがいます。情報探索が得意で好きになればなるほど情報探索の程度は増えます
(2)教育程度
教育レベルが上がると情報探索の程度が高くなるという研究が多いです。恐らく(1)の情報探索に対する態度と教育の程度が関係あるのかと思われます。
(3)年齢
シニアはその他のグループ(若者)と比べて情報探索の程度は減少します。原因としては情報処理能力(working memoryなど)の減退があげられると思います。