寸劇:非日常の甘い誘惑、その代償



登場人物

・中谷理沙(33歳・保育士)

・旅行当選通知を送ってきた業者

・地元の消費生活センター職員


理沙が仕事終わりにSNSをチェックしていると、ある広告が目に入る。


「おめでとうございます!選ばれた10名様にハワイ往復航空券を無料でプレゼント!」


理沙は「無料なら…」と興味本位で応募ボタンを押した。すると翌日、メッセージが届く。


「当選されました!航空券の手配のため、事務手数料として9800円をご入金ください」


理沙は迷いながらも支払いを済ませ、手続きフォームに名前・住所・パスポート番号まで記入。


しかしそれ以降、連絡は途絶えた。


数日後、理沙は念のために消費生活センターに相談。すると驚きの言葉が返ってきた。


「これは典型的な“旅行当選詐欺”ですね。被害報告が全国で増えています」





詐欺の手口



旅行プレゼントを装い、当選者に事務手数料や名義変更費、発券料などを請求。

支払い後、旅行チケットは送られてこないどころか、連絡も取れなくなる。

個人情報も不正に取得され、名簿業者や他の詐欺業者に売られるケースもある。


中には「当選通知→支払い→さらにキャンセル料名目で追加請求」と被害が連鎖する事例もある。





心理的トリック



・「選ばれた」という特別感により、冷静な判断力が低下する

・“旅行”という非日常のご褒美が、心のブレーキをゆるめる

・「今だけ」「人数限定」のワードで急がせて考える時間を与えない

・広告の見た目や文章が巧妙で、公式っぽく見えるように作られている





防止するためのポイント



・本当に応募した覚えがあるか、まずは確認する

・当選の連絡が来たら、応募元の公式サイトを調べて信憑性を検証する

・事務手数料など、お金を請求された時点で疑う

・パスポート番号など、重要な個人情報を入力しない

・旅行代理店や航空会社の名前を使っていても、ドメインや連絡先が偽物のことが多い





被害に遭った場合の対処法



・支払いをした口座情報や送金記録を保存しておく

・早急に警察と消費生活センター(188)に相談する

・不審なサイトやメールのURLはフィッシング対策協議会へ通報する

・クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社に連絡して使用停止・再発行の手続きを行う




あなたの声を聞かせてください!


「旅行が当たったと思ったら、詐欺だった経験がある」

「当選通知を受け取ったことがあるけど、疑って調べたら偽物だった」

「家族にもこういう詐欺が来たので注意喚起している」

ぜひコメント欄で体験談や対策を共有してください。