フジテレビとライブドアの買収戦争が終わり、今年は平穏かと思いきや、
夢真ホールディングス(以下、夢真HD)、日本技術開発(以下、日技)の
ラウンドが開始されました。
夢真HD側は、日本技術開発をTOBにより、子会社化にする予定。
(目標買い付け数は、日技の株式 51.59%)
しかし、日技側にTOBに応じない取締役会を決議し、株式分割で対抗措置を
とる姿勢をみせている。
先のライブドアの一件では、対抗措置として授権資本枠内いっぱいを使い、
1株あたりの価値を減らす手段に出たものの、東京高裁は認めなかった経緯
がある。
マスコミで注目度が薄いが、こちらも経緯を見守りたいニュースである。
<用語説明>
株式分割とは?
簡単に説明すると、株式の無償交付です。たとえば、1対2の株式分割を行なう
場合を例にとって見ます。仮に株価を1000円、発行済株式数を1万株とします。
1対2の分割なので、分割後の株価は500円になり、株式数を2万株になります。
このことによって、1株あたりの価値が薄まるということになるのです。
今までは株主還元策の一環に見られる手段であったのが、買収の対抗措置に
使われるようになるというのは、なんとも皮肉なものです。
また、株価が高いために、あえて分割を行い、株価を下げるという目的でも
使われる場合があります。この場合は流動性を高めるという手段です。