それは単純であり、最上流からと最下流から同時に考える習慣である。
難しいことはない。
一つは「トップの視点で捉える習慣」
つまり、自分がここの(そこの)社長だったらどういう手を打つかを想像する癖である。
二つ目は、「お客様の目線で捉える習慣」
つまり、自分だったら、この商品サービスを買うかな?家族だったら?友達だったら?幼稚園児だったら?高齢者だったら?などなど、自分を20面相化して、想像するのである。

一つ目の方は、もし、自分の勤めている会社に不満があったとしよう。その愚痴を友人に愚痴として言ったとしよう、その時すぐに「もし、私が社長だったら、こうするけどね」ということを言う習慣がここでいう「トップの視点で捉える習慣」である。それが正しいかどうかは訓練なのでどうでもよい、それは経験とセンスが磨かれれば本物になってくる。
愚痴を投げっぱなしにしないこと。その愚痴を解決するのが、事業戦略立案の仕事をする人の役割なのだから。

二つ目の方は
夜遅くまで残業して、テレビも見ていなくて、ネットで遊んでもいない、新しいスポットに行ったりしていない人に、現在に通用するビジネスセンスを求めるのは無理があるのは想像できるであろう。
まず、自分が消費者、利用者として、そのターゲット商品においてはマーケットリーダーなのか、フォロアーなのか、オタクなのかのポジション感覚をもっている必要がある。その上で、自分から始まり、家族~全消費者まで、自分がなりきって想像するというのが、「お客様の目線で捉える習慣」である。決して、まずは、アンケートで調査してみましょうとかではない。それは概ね的外れになる危険をもっている。仮説ありきである。その仮説は自分や周囲へのヒアリングから始まり、すこし広げればグループインタビューになってもよい。しかし、はじめは自分で想像することである。「私なら、知人ならもちろん、この商品サービスが狙っている人でも、きっと買わないなぁ」という素直な仮説をあらゆる商品やサービスを目にする度に想像することは時間とともに大きなセンスとなってくる。


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