ここで、取り上げるほど、新しくもないのだが、特にいわゆる外食を中心に、びっくりするようなメニューを用意することによって、費用をかけずに認知を高めようとする手口が最近嫌になるほど増えてきた。

たとえば、誰が食べられるのという位、びっくりする量のラーメンとかスパゲティーとかハンバーガーとか、それをまた激安で提供するといった手法である。

あるいは、甘いスパゲティーとか、さまざまであるが、ネタを捜しているメディアには取り上げられるので、費用もかからないワリには、今のところ広告効果は大である。

まあ、この手の行く末は、そこの店の本来の実力が顧客によって判定され、長くは続かないのが常ではあるのだが。

それよりも、これに似ているがすこし、考えさせられるのが、無料でおかき食べ放題&飲み放題のカフェ「free cafe 播磨屋」である。

有名な兵庫県の老舗のおかき屋が、霞ヶ関虎ノ門に2008年の1月から出している。飲み物もタダとあって、店内はいつも混んでいるとのことらしい。

この店の狙いは、ここでおかきの味を知ってもらい、後で購入してもらうという考えのものであるが、これはある意味ネット時代の店舗のモデルでもあると感じる。

店舗は、売り場ではなく、限りなくショールーム化し、実購入はネットで翌日配達である。

この店舗のコストとどんどん埋没していくネットでの広告コストとを比較する時代がやってくることを感じさせる。ネットではコンテンツは無料、広告で収入というのが当たり前だ。しかし、商品にもよるが、店舗での商品は無料で広告費と割り切り、ネットでの購入へ導く。

その店舗の存在そのものがニュースであり、広告にもある時期がそのうちくるであろう、そして、その時代も流れ去っていくのがこのマーケティングの世界でもある。これもネットマーケティングの最終形ではなく、ひとつのマイルストーンでしかないことを忘れてはならない。


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