集金
営業マンは工事代金の集金が終わるまでは業務の終わりとは言えません。
いくら儲かる工事の受注をしても、工事代金を回収できなければ何にもならないのです。
よく集金トラブルでよく起こるパターンはいくつかあります。
①請求書の出し忘れ、不備
②工事に対するクレームによる支払いの停止
③発注者の資金不足
等です。
①の場合は時期は遅れてもいずれ入金されるでしょうが、困るのが②、③です。
②の工事へのクレームでは、施主に納得頂く説明をして、対応工事を完了し、最終的な金額調整をして不払いのないよう誠実な対応をしなくてはいけません。「そんな話は聞いていない。」とか「こう言う仕様になると聞いていない。」とか、後々施主の考えていた工事仕様と違ったり、約束の工期に遅れたり、追加変更工事に納得頂けなかったりした場合に起こります。
工事完了までに、事前にこう言う問題がないよう現場・営業ともチェックしておかなくてはいけません。
僕は、完成の10日ほど前に現場へ行き、工程、仕様、追加変更などのチェックを行い、施主に報告するようにしています。
③の場合は施主の資金繰りに問題が出た場合です。元々発注時点でギリギリの資金だったところに、追加工事が発生し、その分の資金が足りなくなった場合等があります。残金を繰り延べて支払ってもらうか、新たに融資を申し込んで資金確保してもらう必要がありますが、改修にはリスクと時間が掛かってきます。
もし、業績の急な悪化で支払えないなら、これは不良債権になる可能性も高く、よく施主の財務状況や営業状況を管理しておく必要があります。
最近もマンションデイべが工事を発注したものの、追加の融資が下りなかったり、マンション売上の不調で収入が減ったりして、完成時点で工事代金が払えないので建てたマンションを代物弁済にすると言ったこともありました。
また別のパターンで、稟議で予算を決めた物件は会社にもよりますが、追加での費用発生がかなり難しいところもあります。追加費用稟議は一切認めないと言う企業もあります。
工事の代金はつい安心して頂けるものと思いがちですが、結構トラブルが多く会社の利益にも影響しますので気を抜かず注意しておきましょう。